one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

明日、また 解禁

 

もうすぐボジョレー・ヌーヴォーも解禁ですが、一足先に元お酒の名前だったバンドが新曲を解禁しましたよ。

 

「明日、また」

 

約9か月ぶりのシングル。

[Alexandros]、ユニバーサルミュージックでの2期目が始まった、というところでしょうか。

どーんどーんどーん!ととにかく今聴かせたい曲3曲、毛色の全く違う3曲を1枚に収めたというなんとも太っ腹なスタートです。

ラルクなら別々にして3枚同時シングルとかやってるよ!

 

 

しかもぜーんぶタイアップつきました。クロレッツにヨウジヤマモトにMINI。

ガム・服・車!なんでもござれ!いろんなものにうちの曲は合いますよ合わせますよと言わんばかりにね。

いやー、最近発表になったMINIのタイアップは、自分の好きな車でもあるので本当にうれしい限り。

しかもイギリスの車だよー。グランストンベリーに一歩近づいたよね、ね?

久々にドストレートなロック曲。あれですか、「ALXD」に収録されている「Can't explain」以来じゃないかな。

CMでちょこっとだけ聞けます。もう好きなかんじぷんぷんする。

でも、一番楽しみにしてるのは「come closer」ですけどねー!!!!!

あれは「Kiss the damage」的なヒリヒリした要素があって、きっと白井さんが推してくれる(はず)。そしてこんどこそMV作ってくれるんだ。あ、もう作ってあるかヨウジヤマモトのイベントの時に流していたあの映像。

 

 

いや、解禁した曲の話しましょうよ、笑

 

 

ラジオでね、解禁したんですね。前の週にはメンバーのインタビューも聞けてね。

2サビ前のドラムと、Dメロの印象的な英詞、初見で盛り上がれる曲。

RUSH BALLでふわふわ宙に漂うような気持ちで聴いたあの新曲。

どうもその浮遊感は後ろに流れている「フゥアァアー」って音がもたらしていると思うんですね。何の楽器かわからない、説明下手ですいませんが聞いたらわかるよあの「フゥアァアー」って音。

しかもさ、始まりがさ、ジャーン!っていきなり音が鳴るというよりフェードインするような感じでね。そりゃ浮遊感がでますよ。

時間帯でいうと夜明け前、なのかな。今の時期なら6時前から6時半ぐらいの間。そう、サビで日が差すんですよ。日の出を向かえるんですよ。

あした~(ピカッ!)また~!ぐらいのタイミング。

 

フェスで1回、ラジオで1回きいて思った感想は、「歌が今まで以上にクリアに

聞こえる」ということ。まぁ、すこしエフェクトかかってるような気もしますが、

細いけれど芯のある透き通った地声なんですよね。AメロBメロが。

あと、磯部さんのコーラスがほぼぴったりくっついてきてる。

ドロスさんの曲の主旋律は他の楽器の音と絡まって響いてくることが多いんですが

これはメロディがすーっと1本線が通っていて、その主旋律をききながら周りの演奏を眺めつつ聞き入れるような感じなんですね。

そして、今回AメロBメロには、なんと!英詞がありません!サビもね!

やったー!これならカラオケでみんな歌えるぞー!とりあえず2サビまでは。

これは、ちょっと前に「日本語の響きを大事にしたい」とかなんとかラジオでいってたのもちょっと関係しているのかな。

小説のタイトルだとか表現だとかそういうのを意識するようになってるって言ってたよね。

 

なんにせよ、今回のキーは「歌詞」にあり、なんでしょう。

 

歌詞を先行配信してるぐらいなんだから。ジャケット(通常盤)にもわちゃわちゃいれているぐらいなんだから。

まぁ、あの洋平さんのことですから、最後には「ザ・川上洋平スタイル(by磯部寛之)」になってるんだけど、

だけど、この歌詞に至るまでの経緯に今回は一時の葛藤があるわけさ。

 

 

本人が行きたいと言っていたNYでのレコーディング。

右からも左からも上からも下からも、日夜音が流れ込んでくる空間で。

日本では流れていなかった音を聴いていく日々で。

ふと、これまで自分が表現してきた音、その方法に間違いや悔いはなかったのかと疑問に思いへこむ日々が降る雨とともに自分に降りかかる。

日本でしたたかにやってきた自分たちにはない、全く違うアプローチをしかけてくる周りに、自分もそうすればよかったのかそんなやり方もあったんじゃないかと焦ったり

してたのかな。

向こうは表現の仕方がとにかく圧倒的にパワフルでオープンだろうし、表現できる場が多い分、場数踏んでるから技術的に問題なくうまいだろうし、もう圧倒されちゃうんでしょうね。

自分は日本でやった「RENT」の舞台を見た時におもった。

日本の、伏線をはってそれをひとつづつひも解いていくような巧妙な劇が好きだったけど、こんな真っ正直にまっすぐ感情ぶつけてくる舞台みたことなくてもう、歌きいただけでボロ泣きした記憶ある。今でも泣ける。

そんな風になりたい、って思ってもなんかもう遅いっていうか、それをやったところでそれは自分なんだろうか、なりたかった自分なんだろうか、やりたかった表現なんだろうか。

ぐちゃぐちゃになってしみったれてる中で、ヒロさんが言った「自分は自分でしかない」ね。

ドラマみたい。そういうドラマあるよねー。

川上洋平」で検索すると、「彼は完璧だ!」なんて賞賛の声がたくさんあがっているけれども、

完璧だと思っている人でも憧れや理想があってそれにとどかなくてもがいてるんですよ。

「自分は自分でしかないからそれで超えるしかない」って言える彼の強さと、

その実行力に私たちは胸を打たれるんでしょう。それが、いつしかリスナーの憧れる姿になってるんですよ。

ほんとね、変わんない。hydeさんも明希ちゃんも洋平さんもみんな、あがいてる。

そういう姿が好きなのよ。去年のアルバムの感想でも私書いてるね。馬鹿みたいに同じこというよ。酔ってるから。

 

 

そういう感じのことを、Dメロの英詞で歌ってますね。

よぺ子さんが日本語訳してますね。

ここの歌い方がまたいいですよね、「あ」の発音を苦しそうに吐き出す洋平さんの声が好きですね。あのひっかかるかんじ。ハンガーになってひっかけたい(酔ってます)

 

 

2サビの歌詞も好きですね。

「愛したいなら思う存分愛せばいい」

自分を、ですよ。

「今でも疼く傷跡も、息を吸い吐く体も、生きたいと願うからこそ」

息吸ってるだけで自分大好きってぶっ飛びすぎだろう。とラジオ聴きながら

思いましたけど、もうね、自分好きなのは肯定した方が今の時代潔いと思うね。

 

 

NYで感じた諸々を受け、その空気を漂わせ、できた新曲に

あえて日本語を意識させるような歌詞とタイトルをつけたのは、

己を作り上げているもの、己にしかないものに

改めて敬意を表したかったからなのではないかと思いました。

 

 

あんまり新曲聴きこみすぎちゃうと発売するころに飽きるっていう

ケースもなきにしもあらず、なのでセーブして聴いてます。

次はどの曲が解禁かなぁ?