one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

未来を恐れないで

 

4/8 25th L'Anniversary LIVE、行ってまいりました。

ドロスの幕張メッセが4月末にあり、久しぶりに関東へ遠征するぞ!旦那氏に了解とったぞ

ホテルも予約した!って矢先に唐突に入ってきたこのライブ。

おいおい4月にライブやんのかよーさすがに月に2回も泊りがけ無理だよーと絶望しながら(まぁ、ライブ重なっちゃった後輩バンドのムックにくらべたらましか!)

なんとか1日休みとってとんぼ返りでもいいから行くと確固たる意志で

FCも光の速さで入り直し、奇跡的にチケットをとることができその日に至りました。

ラルカジノはさすがにアクセスが悪すぎてあきらめたので、ラルクのライブは

さよなら国立から約3年ぶり!

おなかの中で「未来世界」を聞いてた赤子はもう2歳半!絶賛イヤイヤ期!!!

時の流れは早いものです。ラルクには今のところ興味なし。車大好きおとこのこー。

 

 

3年ぶりなので、もうぶっちゃけ何聞いても久しぶりです。あんましね、もう

日常的には聴かなくなってきているので。体の中にはしみこんでるんだけど、

日常使いじゃなくなってるんだよね。

でも、何聞けるかな!あれ聞けたら嬉しいな!?「TIME SLIP」とか!

って無謀なお願いをしつつ待っていました。

で、ふたを開けてみたらこうなりました。

 


1.虹
2.Caress of Venus

3.the Fourth Avenue Cafe
4.flower
5.Lies and Truth
6.fate
7.forbidden lover
8.Shout at the Devil
9.REVELATION
10.Voice
11.XXX
12.花葬
13.浸食
14.HONEY
15.MY HEART DRAWS A DREAM
16.NEO UNIVERSE
17.STAY AWAY
18.Driver's High
19.READY STEADY GO
20.Don't be Afraid
21.Blurry Eyes
22.Link
23.あなた

 

 

いやー、結構定番多かった!

ただ、あくまで自分の世代が定番と思うもの、なのかなと思う。

というのも、ラルクファンって大きく分けると昔はSakura在籍時代、yukihiro加入後の

2つだったと思うんだけど、それからずいぶんと時間がたって

初期HYDEソロ明け、活動再開後の「READY STEDY GO」から好きになった人というのががでてきて、それがもう一つの世代になるまで大きくなったんだよね。

Sakura在籍からのファンにしてみればインディーズ時代、DUNE~heavenlyあたりがレア曲だし、

yukihiro加入後からのファンにしてみればtrueとHERATの曲が感涙もの。

だから、レディステからラルクを好きになった人にしてみれば、3枚同時発売の曲が

十分によだれもんになるんでしょう。

生まれる前からラルクがいた人たちにとって、このセトリはラルクが歩んできた栄華を

ぎゅっと凝縮されたものでとってもよかったんじゃないかなと思います。

もちろん、hydeさんがMCで「はたから見たらうまくいってるように見えてたんだろうけど、そうじゃない時期もあった。」って言ってたように

栄華の裏に並々ならぬ苦労もあったよね。それらがあるからこそ明るさも暗さも全部混ざり合い、極彩色のライブが出来上がっているのだということを忘れてはならないね。

 

 

で、じゃあ自分はこのセトリうれしくなかったのかっていったら、そんなことない!全然ない!

ラルクの音楽と寄り添って人生歩んできた自分にとってはラルクのアルバムと自分の脳内アルバムがぺらぺらめくられていってえも言われぬ感動が押し寄せてきたよ!

あの3枚同時はやっぱりラルクを象徴するのにふさわしい3枚なんだなぁとか

fate」が流れた時は、REALIVEのDVDの映像めっちゃかっこよくてこの映像かっこいいと思えなくなったら自分ファンじゃなくなったってことだな!って思ってたことを思い出したり、

「MY HERAT DRAWS A DREAM」流れた時は、2008年に京セラドームで大泣きしながら合唱したなぁとか、ね。

これまでのライブで何回も何回も演奏してきた曲たくさんあるのに、

ライブ前には「あれやってほしい、これやってほしい。」ってやりそうにもない曲

羅列してたのに、

終わってみればすごい満たされた気分で。

レアな曲を聞けることだけが、アニバーサリーライブとしてふさわしいのかというと

そうでもないのかな、と。

15th、20thはレア曲をきけたという喜びが強かったし、それをライブの聴きどころと

していたかもしれないけれど、

25th L'Annversaryはちょっとちがって、

皆で過去映像見てはしゃいで笑ったり、この25年の間に変化したことを語り合ったり、

本当に25年間をしっかり思い返してあげるライブだったんじゃないかなって思う。

エリークランクのお願いで私たちは世界中にちらばったこの日のライブのピースを東京ドームに送ったけれど、

私たちは無事ピースが集まった東京ドームのライブで、今度は自分とラルクとの思い出を集めていたんじゃないかな。

エリークランクは未来の自分でもあったのかもね。

 

 

悲しいかな時がたてば、印象深い思い出もかけらになって少しずつほころびてく。

きれいな思い出が消えて行って、そううれしくもない未来がくるのかもしれない。

ラルクの未来は永遠に続くものではないとわかっているし、

過去にあった素晴らしいライブを再現できるかといえば100%の実現は不可能だ。

過去が好きすぎて、今この時が楽しすぎて、未来が嫌になることもあるけれど、

未来のhydeさんしか歌えない歌も未来のラルクしか演奏できない曲も

まだあると信じたい。

過去の思い出は、またこうやって皆でかき集めればいくらでもよみがえるしね。

 だから、未来を恐れないで。

 

 

過去の映像をみて「遠すぎて、自分じゃないみたい。」といったhydeさん。

私の25年前はまだまだ小学生なり立てだから当然自分というものが完全に

出来上がってないわけだけど、

すでに大人になっていたhydeさんですら25年前は自分じゃないみたいなのかー。

大人になっても自分ってそれだけ変わるんだなぁと思いました。

まぁ、ライフイベントがいろいろあるわけだしね。うん。

「MY HEART  DRAWS A DREAM」に、”太陽を雲の先に感じる”っていう歌詞があるけれど、

これと似たような表現に”雲の隙間に光が見えても”っていう歌詞がある。

「Don't be afreid」の歌詞です。

マイハーではこの歌詞で希望を表現してたけど、

ドンビーではこの歌詞の先に「近づく羽根はない」といって絶望を表してる。

雲の先に太陽があっても、その隙間から光が差し込んだとしても、

その恩恵を必ずしも受けられるわけではないのよね、とマイハーのころから比べると

手厳しさを感じたわけですが、そういうもんだよなぁとも納得してる。

飛び込まなあかん未来もたくさんありますよ、と。

その時その時飛び込んで絶望と光を受け入れて気づけば遠いところまできちゃった

のが今のhydeさんなわけですね。いいんじゃないかね、それで。

 

 

 いろいろあってのhydeさんだから、いろいろあってのラルクだから

なんだかんだで好きなんだよなー。とものすごくふわっとした結論に至った

25周年でした。