one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

5/8 SID tour 「いちばん好きな場所2010」 in Zepp Osaka 【曲感想編】

【setlist】 敬礼ボウイ プロポーズ 隣人 夏恋 嘘 モノクロのキス ノイロヲゼパアティー sleep サーカス 循環 one way Dear Tokyo 《En》 レイン 妄想日記2 dummy 眩暈 《En2》 微熱 と、いうセットリストをふまえまして、まずは全体的感想から。 まぁ、ね。私が聞きたい曲っていうのはほとんどやってくれなかったわけですよ。 今回のツアーでわりにやっていた曲にプラスして初期曲2曲と新曲が絡んだという感じです。 集大成といえば集大成です。が、いろいろききたかったですよ本当は。 セットリストでいうならば名古屋がもう個人的最高点をあげたいぐらいですね。あと、仙台初日。 本当に、なぜあの日に「証言」をやってくれたのか小一時間ほど問い詰めたい。誰に。 本当に、このツアーをやるまでなぜやっていなかったんだー!といいたくなるぐらい 「敬礼ボウイ」はやり倒した感がありますね。そしてその座は「怪盗ネオン」に引き継がれるのね。 敬礼~は敬礼することなく(もちろん)、おもいっきしヘドバンしてましたねぇ。 でもサビのところは裏打ちでこぶしあげたいの本当は。 「プロポーズ」と「隣人」がセットでくるとなんか逃げ場を失ったネズミみたいな気分になります。 なんかもう、とにかく逃げられんよねこの空間から。「嫌!」っていってももう無理、みたいな。 その「嫌」を、「良い」にかえさせるまでにじり寄って責めてくるんですよ。 心なしかプロポーズのshinjiさんのギターはギャンギャンしてイケイケで強気な感じがします。 イエスっていえおらあああああぁっ!って感じ。いいです。えぇ。とっても。そんなshinjiさんが。 3曲終わった時点でMCに入るんですが、そこに入る前、shinjiさんがゆうやさんの状態を ちょっとうかがっていました。「どんなかんじー?」「OK!」と、親指を突き出してグーのポーズのゆうやさん。 よし、と一安心。まず一山超えた。 前々からいおうと思ってたんですけど、「夏恋」のイントロ聞くとあゆの曲を思い浮べるのは私だけですかね。 「SURREAL」っていう曲があるんですけどね、彼女の曲に。「夏恋」のイントロを思い出そうとすると 自然とそちらの曲に移行してしまいます。あらら。さすが同郷。 そらマオにゃんもうっかり物まねしちゃう。 「嘘」のギターソロはエレキで。ギャーンギャーン!と力押しではなく、 早弾きでそれでいて切なく音高らかに鳴かす。今まで出いっちゃんかっちょよかった。 「モノクロのキス」の2番Bメロあとに投げキッスマオにゃん。 ノイパ!最近になってやっとこさipodに音源おとしましたよ。前々からしってはいたけどさ! この曲は、私の中では照り焼きハンバーガー的な位置(おいしいんだけどそのおいしさがあざとく、浅い)にあって、 うすっぺらーい感じがしてるんですけど目に見えてわかりやすい妖しさにはやっぱり惹かれてしまう。 静かなところからだんだん可笑しくなっていく様がね、その倒錯具合がよろしー。 終わり際のギターのハチャメチャ感も好き。 ですがね、ライブではこれがまたけっこう原曲より綺麗に仕上がってるんで びっくりでした。音数もちょい少なめ?かわりにピアノでアレンジが入っててこれがすっごくよい! ライブでふとしたときにはいるピアノアレンジが大好きでしょうがないんです。 ラルクの「DRINK IT DOWN」しかり、kenちゃんがライブでカバーしたムックの「浮遊」しかり。 ラスサビ前のコーラスは全員で!このときはなんとなく明希ちゃんをみてました。 髪をゆーっくりかきあげながらそれはそれはもう男らしい方の色気で歌っておりました。 で、「sleep」も引き続き明希ちゃんを上手から眺める。 最初の部分とかって「御手紙」と同じでベースが鳴ってないから 明希ちゃん手持ち無沙汰でもてあましてるんですよね。で、その手がうっとりと情感豊かに口元にいくのが 見ていてたまらんです。けしからん!もっとやれ!ってやつです。 あーとーはー・・・これもラスサビ前の「泣くなよで拍車が~」のところ、その直前のギターソロの激しさから 一気に静寂に陥る瞬間がまぁぐっとひきこまれますよね。 それを明希ちゃん自身も感じ取ってるのでしょうか、あのマオさんの歌とギターだけになるところで 自分の脇腹に手をあてさすりながら身を捩るっていうとんだお色気プレイが展開されておりました。 な、に、し、て、ん、の(息切れ)。瞳孔ぐわっと開いたわ。 そんなお色気プレイをかきけすかのよう、マオさんの「念のためにしがみつく」発言で崩れ落ちました。 涙ではなく私が。とんだ歌詞間違い。しかも中途半端に意味つながっちゃうパターン。 しがみついちゃったよもう。なんか、情けない人みたいじゃんそれだと。甘えん坊か。 甘えん坊らしいですけどねゆうやさん曰く(この前のシドラジネタ) ものすっごく感情こもってたのにちょっと残念な感じに。 イメージっ!(咲) あぁ、楽しい。「夏恋」の次にのりやすい、初めての人にも優しい曲です、「サーカス」は。 ただちょっとテンポが遅い。JOYSOUNDだとふつーでもテンポが速くて歌うのあせるのにね! そしてそしてそしてきーまーしーたー!今ツアー最初で最後のメンコ! メンバー紹介いけるかぁ!いけマース!ドラムのゆうやくんからさらっと1回ずつやりました。 そのさらっとかげんでいいとおもいます。なんかもうMCが濃いからそれで。 「循環」はね、これ見よがし!に皆さん循環ってました。前にいた男子も一生懸命。 壁際女子に少々申し訳ないと思いつつもまわるまわる。 これもなんだかんだでフリがわかりやすくていいですね。その場でついていけます。 「Dear Tokyo」の2番サビのところをふられて歌うも歌詞がちょっとわからなくて、 いつぞやかのツアーオフショットのゆうやさんみたいになる。 「フーフーンフフフフー♪フーフーフー今日いーちにーち!」って感じ。実際今も歌詞わかってない。 ギターソロがね、shinjiさんが少年のようで。少年のように無邪気なギターメロです。 これまた単純馬鹿コード故でしょうか。それともあのターバンのせいでしょうか。ギロリ(睨) なんで、ターバン、なんだ。出てきた瞬間私思わず壁ガッって殴った。 やり場のない思いが、プレボに突っ込んだ「きのこの山入浴剤」にでも投入されてればいいと思います。 アンコール前はとりあえず「Dear Tokyo」でヘドバンした際におでこが私の肩にあたったであろう人に 「肩あってすいません!」と謝る。・・・肩はだれにでもあるのでどうしようもないです。 せめてなで肩の華奢で細いマオさんのような肩でやさしくうけとめたかったです。 ほんとあの人どこまで細くなるのかしらね!左腕の竜がタツノオトシゴになっちゃうよ。 アンコール、1曲目はお約束の新曲「レイン」 なんといってもイントロ!イントロ&アウトローの「ただならぬ感」! この「ただならぬ感」は「証言」並です。 きました、きましたよこれ、ゆうやさん。この際AメロBメロのもたつく感じは目を瞑りましょ。 すんげー好きです。あと、ハガレンを読んでいる私としては歌詞が、きます。 「逃げ場のない僕を選ぶの」と2番のサビんとこ全部。 アニメではラスサビをつかってますがこの2番の歌詞がいちばんしっくりくるわ。 こんなこというのもなんですが、マオさんのハガレンに対する理解度と彼個人の妄想力をもってすれば 相当良質な二次創作ができあがるんじゃないんでしょうか。 まぁ、ハガレンの二次創作は大概がエドを不幸が似合う、ものっすごぉく可哀想でどうしようもない頭弱い子に したがりますよね。作者的には強くて賢い子にしてあげたいみたいだけど。愛情の裏返しだね。 まぁ私もなんだかんだでそういうのが好きな人なので「逃げ場のない僕を選ぶの」というセンテンスは うはっ!と喜んだ次第であります。マオさんグッジョブ。 「dummy」はこれでもか!というぐらい間奏がつづきました。 腕がね、もたない。 明希ちゃんやshinjiさんが「おらぁっ!」ってあおるのに対し、 マオさんはタオルを口に挟みながら両手でふん!ふん!ってあおるのが ちょっとかわいいと思ってついがんばってしまう。癪だ。 で、なぜか知らんが明希ちゃんのあおりかたが「ドラゴンボール」みたいだ、とぼんやり思ったのです。 それをライブ終わった後に伝えてみたけどぽかんとされたので補足させていただくと、 昔の少年漫画における格闘漫画の煽りの台詞っぽくきこえたんです。 「オラオラおまえの力はこんなもんか!」「おら本気出せ!」「かかってこいや!」 「いくぞ!」「ぐはぁっ!」ズシャアアッ!「くっ、やるな・・・まだまだ!」みたいな。 こう、暑苦しい感じ?カカロットベジータが、ピッコロとフリーザが脳内で戦ってました。 最後にはゆうやさんが元気玉でもだすんじゃないかと思った。 そのながれで、めまーい。 マオさんの「おいで」がいつもの半分ホラーチックではなくわりに甘かったです。 「もっと頂戴」も同様。がしかし、彼の股間事情はなんかわっちゃわっちゃになってたそうで。 そっち見てないんでしりませーん。めまいは自分がめまいするためにあるんだもん。 マオさんの公開自慰をみるのはDVDになってからでいいよ。 で、熱覚めやらぬままダブルアンコールの後、「微熱」 「涙の温度」や「光」ってある種アルバムツアーでやって完成されてるものだから最後にやるにあたって あれ以上になることってないと思うのね。中盤や、本編最後にやる分には問題ないけど本当の 最後にやるにはもう場違いな感じがするのです。 ただ、「微熱」はたとえ「星の都」というアルバムの中のキー曲だとしても、これだけは昔も今もこの先も ライブのトリをかざれる色あせない曲だと思うのです。あんましアルバムの色が色濃くつきすぎてなくて シド全体をとおして色づいたバラード曲だから。今回みたいなツアーの最後に非常にあっていたと思います。 なので、そんなに意外性は感じなかったよ。ベースの音割れしそうな(してた)ボリュームにはびっくりしたけど。 マオさんも途中途中もう声が枯れててギリギリな声でそれでもおっきい声で歌ってました。 それで、伝わるものは伝わる。 自分たちのわがままツアーだといった今回のツアー。 私にとって、いろいろ不安になりつつもいったはじめてのシドのライブハウスツアー。 結果、彼らのわがままがそのまま自分に流れ込んだ形になりました。 これ体験しちゃったらホール物足りなくならない? 近くで見れなくたっていい・・・なんてお行儀いいこといえません。 近くで見れるって大きいな。大事だなって思う。この先どんなに大きくなってもね。 大きくなっても、大きいところで距離を感じさせてはいけないようになんないとね。 3回目、無論期待して待ってます。 たのしかったです、「いちばん好きな場所2010」。 意味は大いにある。 さ、次回はのんきにMC編と参りましょうか。 これがもっと大変な作業なんだけどね。