one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

シド 1st Album 「hikari」

クラリネットの歌の歌詞の「ドとレとミの音がーでなーいー」じゃないですけれど、 私のパソコンのキーボードがですね、”a”と押すと、”az”となり、sを押すと”sx”となり、 「ド」を打とうとすると、「dこ」ってなります。ちなみにエンターを押すともれなく”」”がついてくる。 こーわーれーたぁー。さて問題です。この状態で「シド」って打つとどうなるでしょう? あぁ、うーさん(パソコンの名前です)とうとう寿命なのかしらん。 以前のパソコンと衝撃的な別れ(カフェオレぶちまけた)をしてから幾年。 君はよく働きました。でも、文字を打つことを抜きにしたらまだまだ大丈夫なんだけど。 今日修理に出してみよう。と、いうことでいまオトンのパソコン借りてます。 さ、シドのアルバムの話と参りましょうか。 全体の感想はと言いますと、あっという間! すいすいと吸い寄せられる様に聴き入って、いつのまにか「ドラマ」が始まってる。 そしてほっとしたのもつかの間、また谷底に突き落とされるよう「落園」が始まる。 なにせ43分のショートフィルムストーリー。各章色を違えて3分間の小劇を繰り広げます。 飽きずに聞けますね。やっぱり作曲者が多いのはいい。 1.落園 インタビュー等読んでかなり期待度の高かった曲。 実際のところ、あとひとつ、もうひとつ!って感じで、ちょっともの足りませんでした。 なんにせよセンチメンタルマキアートの「証言」の衝撃が大きかったからなぁ。そこと比較するとね。 イントロのピアノの旋律はきれいだし、マオにゃんのファルセットがきれいなのもいい。 ただ、「どこかで聞いたような」悲しげな歌謡曲くささがある。 ストリングスが過剰演出かもしれない。 これをギターの音にして重厚感を出すと今っぽくなるんですけれど。 ゆうやが作曲なんですが、うーん、彼の曲は全般的に優しくて切なくてものたりない。 kenちゃん的にいうと、曲こめる驚きや感情の振れ幅の大きさ、予測不能の感動がまだまだ こちらの期待値より小さいのかな。そういう点では明希の曲はkenちゃんに近い。 だからひかれることが多いのかもしれない。 もっとね、突き落してくれたっていいのよ。 蟻地獄にはまって、底に蠍が待ちかまえてるぐらいでいい。 ただですね、この曲の歌詞がマオにゃんが煮詰まって煮詰まって煮詰まった先に生み出したもの だということで。 マオにゃんが自分の前に立ちはだかる壁に爪を立てて手をついてそのままずるずると崩れ落ちる ようにしゃがみ込んで歌ってるの妄想して聞く分には非常にいい曲だと思います。 他人の不幸は蜜の味。「共感」どころか他人の苦悩を喰らってにやにやしてる私はど変態。 2.妄想日記2 どっからどうきいても妄想日記だ!あっはっは! 妄想日記だーって思い込む前の段階の曲を聞いてみたいよ。 テケテケスットコドッコイくるりんぱ!なドラムとギターにもう笑う、笑ってしまう。 あ、ざくっというけどshinjiの曲は「古くさい」ね! しかもその古臭さが「昭和歌謡」のそれではなくて「平成歌謡」なわけで。 古すぎるとかえって新鮮に聞こえるんだけど、平成初期ぐらいじゃまだまだ「古くさい」どまり。 まぁ、ボウイが好きなshinji君ですもの。良くも悪くもその時代の音をしっかり背負ってるよね。 音に関しては、前回の「妄想日記」よりもだいぶマニアックさが抜けて、にじみ出る古臭さを抜きに すれば音の厚みも増して非常にかっこよく仕上がってるなぁと思います。 が、歌詞は以前にましてマニアックに・・・。怖いよ。ほんと。 ゆうやが「マオの歌詞に出てくる女の人って昭和だよね!」っていってますけど、 184つかうあたりけっこうな現代人ですよ。あ、根が昭和ってことか。 3.嘘 いわずもがな「あ、意外とシド聞けるなー」と感じてドツボにはまりだしたきっかけの曲。 時折ちくっと痛みを残すような切なさもさらさらとあとには流れていく。 ゆうやのこういう曲がいいのかも。がっつり重い、より、プチ切ない。 彼は季節で言うなら「春」担当ですね。人物像は暑苦しい「夏」ですが。曲で言うなら春。 shinjiは「秋」、で、明希が「夏・冬」 4.サーカス 曲順見てなかった私は一瞬これが「ラテンか!」って勘違いしました。 ついでに作曲者をshinjiと勘違いしました。明希ですね。 そうだよ、この曲にはちゃんと自分的ツボがあったもの。 ツボをついてくれるのは大概が明希の曲です。 インタビュー読んだ時点ではまったくのノーマークだった曲ですが今ん所一番好きです。 あのねー、懐かしいのよ。これも。 shinji君とはまた違った古めかしさ、というより懐かしさがこみ上げる音です。 96年から98年ぐらいにかけて多かったタイプのメロディ。 「ド」と「ファ」と「ラ」の和音がおりなす楽し切な哀しメロディ。胸にきゅっとくる。 最後のサビが半音あがるのも「まってました!」と言わんばかり。諸手あげて喜んでます。 手拍子のリズムおぼえなくっちゃ!ちょっと癖があります。 歌詞も好きです。きゃっきゃしてる感じが。女子的でかわいい。 徐々に追記していきます。 朝めざましでてたの!?見たかった!急遽入ったテレビ出演ってこれだったのね。