one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

正統派ロック

  うちのオカンがあまりにもDAIGO、DAIGOいうもんだから夢にDAIGOが出てきました。 頬をうにうに触られつねられ「ちょっと太った?」と言われました。ちょっとむかついた。 オカンがいう「DAIGOだーいすき!」のテンションが、「ポニョ、そうすけ、すきー!」と一緒です。 子供のように無邪気です。どうしたものか。もうすぐ還暦。あ、そうか還るのか。 で、オカンはDAIGOとハイディ、似てるねぇって言うんですよね。 まあ、確かに似てるっちゃー似てる、か。交友関係もあるしねぇ。 オカンは昔ジュリーが好きで、今ではさわやかスポーツ系の昔風のイケメンが好き。 このタイプの変わりように私は常日頃疑問と驚きを隠せずに入られません。 が、昨今のDAIGO好き発言を聞いてると今でもそれなりに顔濃い人好きなんだなって思う。 そして私はその血を受け継いだんだと思う。 まぁ、顔だけじゃないんだろうけどさぁ。傍目軽い発言でイラつく印象だけど、根がおぼっちゃんで 品がいいのが見え隠れしてるところがどうもオカンにとってはいいらしいですよ。 そう、「根が頭いい」とか「根がまじめ」とかそこらへんが大事っぽい。 DAIGOとハイディが似てるからって、オカンがハイディを好きになることはないのです。 オカンのもつハイディのイメージはいつまでたっても 「顔がいいから好き放題やってるんだろう、金遣い荒くて子供なんてたまに見るだけで、 遊びほうけてるだらしない男。」から変わりやしない。で、最後に「離婚してないんだよね?」 余計なお世話じゃああああぁぁぁぁああ! なんか、いつまでたっても「やさぐれてる悪いイメージ」って抜けないよねぇ。 でもVAMPSってそんなロックの悪いイメージを出そうとしてるからそれで成功してるといえばしてる。 「正統派ロック」って今ではどちらのロックバンドの事を指すんでしょうね。 酒とタバコとドラッグといった不摂生で悪い生き方をしている元来のロックバンドイメージのことか。 それとも、ロキノン発祥!俺たち着の身着のままかざりたてることなくまっすぐ音楽一つで みんなと向き合っていきます!音楽は俺の生き様!みたいな人たち? よくわかんないね、最近は。 ただ聞いてるのが楽しい、新しい曲を見つけてくるのが楽しい、それだけでいいのに 最近は、生き様語ってそれにひょいひょいついていったりそれに縋ったり。 自分の人生かえるぐらいの音楽じゃないと認めないっていう人もいるでしょ? でも、はっきりいってたかだか1曲で自分の人生かえられたらたまったもんじゃないよ。 それまでの人生なんだったの?って聞きたいわ。 個性がないです、っていってるようなもの。 せめて、そのときその瞬間自分の個性が壊されたことに憤りと疑問と葛藤を覚えなさいよ。 重く曲を受け止めてるようでいて、あっさりと自分の考え改めるのは、逆に軽く感じる。 変えることや変わることばっか、音楽に求めてるんじゃないよ。 どちらのロックも好きだけど、なーんか最近みんなクリーンな方向ばっかりむかってるのは どうかと思うな。くさいものに蓋をするという感覚というか、あれ、親が子供に一生懸命 有害サイトを見せないようにすべてをシャットダウンして教育テレビ見せるような感覚に近い。 一方的に遮断するっていうのは、かえって子供の判断力を損なわせるだけだと思うんだけど。 だからって悪いものや世の中の暗いところばっかみるって言うのは多感なV系好きの思考で。 いいものも悪いものもどっちもバランスよくみないとね。知らないとね。楽しまないとね。 ロックもそう。なんだかんだでどちらのロックも必要なんだと思いますよ。 あー、なんか話がどんどん皮肉っぽくなっていったなぁ。 ハイディ好きの人がDAIGOに親近感を覚えることはあっても、DAIGOファンの人がハイディに なびくかっていったらそうじゃないってことです。えぇ、今日の教訓はそれだけです。