one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

ゆるりら

ブリグリのベストアルバム買いました。初回版。 「豪華パッケージ仕様」とありますが、プラケースより明らかに紙の方が傷むの早いんですけど! もう、端っこちょっと削れてるじゃない。 DVD見よーっと。PV全部入ってるんだってさ。 TUTAYAにあったフリー冊子にブリグリのインタビューがあって読んだんだけど この3人のテンション、Tommyのテンション好きだわ。 気を抜きながら全速前進~(@ONEPIECE)がぴったり。 売れようが売れまいがどうでも良くて、曖昧一筋10年。 CDバブルの恩恵にあやかってスタジオ作ったけど、そこはそれ。 売れたのはあくまでその恩恵を受けたに過ぎないとちゃんと認識していて、 売れたからっていい気になって派手なことをやったりはせず あくまで自分たちがやりたいことだけを自分らが抱えられるだけの世界の中で作ってきた。 歌手っぽく歌わされることに器の違いを感じ傷つくボーカリスト そんな真剣に命かけて歌手やりたいわけじゃないんですけど、 そっちが勝手にこの世界に連れ込んできといて、素養を求められ、集中力と努力を強要され。 やってらんないわ!とまでは言ってないけど、心は言ってるそんなTommyの言い様が可笑しい。 仕舞いにゃ、インタビュアーに「ヌケの悪い声」とばっさり言われる始末。 (「天性」のとほめ言葉も一応ついています) 傷つくわな。それが10年続いてるんだからそりゃーフェブラリーもヘブンリーも出てくるわいな。 ところでこのインタビュアー、「ブリグリ10周年といいつつ実働6年記念の・・・」だの 「最初は全曲英詞でUKサウンドで商売っ気ゼロ」だの 「歌は前ですごく聞こえるけど後ろのサウンドが馬鹿うるさくてボッコボコ」だの やたらずばずば物言う人ねぇ、滑稽だ、と思ったら市川哲史氏でした。あぁ。 ロキノンとか音楽と人とかでよく目にする、目にした名前ね。ラルクもインタビューされてます。 まぁ特徴がある物言い故に、好き嫌いは激しく分かれるんでしょうけど (大体、この2誌に関わってるライターってみんなそんな感じですよね) んー、でも大げさで回りくどい表現の中の5%ぐらいだけ的を射ている鹿野淳氏より、 私は市川氏のほうがよっぽどあっさりしていて好きだけどな。嫌いじゃないです。 ブリグリ、最初は嫌いだったんですよ。ラルクと一緒で。 ものすごくメジャーな扱いをされている彼らが、ものすごく奇妙に見えた。 単にメジャーな存在が嫌いだったのではなく、 本来ならばアンダーグラウンドに居るべき人が、本人の意思と関係なく表舞台に立たされて、 勝手に持ち上げられて、世間がそれを主流だと認め崇める。 その洗脳ともいえる一連の流れが嫌だったんです。 本人が意図してメジャーな方向へと身を寄せようとする行為はいいのです。 そのポジティブな力はわりと音楽をいい方向へ持ってってくれるからね。 が、意図せざるメジャー化は正直見てるこっちも気持ち悪いわ。 あの時の「なんでこの人たちがこんなに売れてんの?」って思いは 時代とバブルに洗脳されてない私の正直な思いだったんでしょうね。 けどね、いったんメジャーなところに出たおかげで 完全にアンダーグラウンドな世界でもない日向と日陰の間、まさに「曖昧」といえる場所に たどり着けたのかなぁ。とも思ってます。 そしていつしかメジャーとマイナーの狭間が好きな私に徐々にフィットしてったんだなぁと。 これからもゆるーくやってってほしいものです。願わずともそうするだろうよ。