one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

PV

  某所で「MY HEART DRAWS A DREAM」のPVをフルでみました。 ついでにいうとやっと正式音源をフルで聞きました。 なんかもう、ボファアアアアアアアア!っと思いの丈があふれ出ました。 ハイディが「どんな状況であっても何かしら夢を持たずにはいられない、ちょっと切ない感じ」 ってインタビューで言っていた意味が、 この曲にこめられた「夢を抱く」前提にある世界が、一気に見えてきたので 独り善がりにちょっと書きます。 全体にわたってモノクロカラーの映像。 これって単純に、「絶望」というとちょっと極端ですが、 先の見えない雲行きの怪しい世界を現してるんじゃないでしょうか。 ハイディはそれを歌詞の中で表現してるんですよ。 雲の先に太陽を感じる 雲の上に太陽がある、つまり太陽は雲に覆われてる。どんよりしてるわけです。 まさしく、先の見えないよろしくない世界。 けれど、太陽が「ない」わけじゃない。ちゃんと太陽があることを感じている。 絶望のどん底ではなくって、そっからちょっと這い上がってる、 自分が描くだけの希望は残ってるってことをこの短い歌詞の中であらわしているとしたら? そう、PVをみてこの部分の歌詞が意味するものに気づいたんです。 で、この歌詞とつながる歌詞がCメロにでてきます。 視線は日差しを捉えてる PVに出てくるメンバーの目線、子供たちの視線、若干斜め上です。 みんな、雲の先の太陽を見据えてるのね。 そして、最後に子供がクレヨンで描いた世界がカラーになる。 「そうなるといいな」「そうなるきがして」「そうなることを祈らずにはいられない」 そんな思いが最後のシーンにこめられているような気がする。 白黒の世界がカラーになる、といえば「snow drop」のPVですが、 あれはオチがちょっぴり物悲しく終わってまして(夢オチみたいな) それに対してこれは「希望」を残して去る、みたいな感じですね。 ものっすごくシンプルでわかりやすいPVだと思いました。 時間がなくてけして凝ってるとは思えないPVですが、 逆にそのシンプルさが曲の世界をより分かりやすくしてくれたのかもしれませんね。 kenちゃんの横顔が好き(唐突に)。 「つぎはぎであろうと」って歌うところのハイディが体をくの字にまげて歌うところがすき。 余談ですが、公共広告機構のCMに使えそう。 地味に暗くてぞっとしてあとでどんよりするCMよりこういう希望を残すようなCMも流してほしいよね。 お先真っ暗だらけじゃ夢を抱く気力もなくなるもの。