one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

3/17 ACIDMAN LIVE TOUR "green chord" in 金沢AZ

会社の入社式と研修の案内が来たんですが、来たんですが… 研修3日目から最終日までの自分の席がアリーナ(教卓の前)って何かのイジメですか。 うわぁ…高校ん時以来だこんなの。 というか研修内容自体も「役割分担」とか「グループ発表」とか、社会人になるどころか 高校生に逆戻りといった感じです。なんだか役割も面倒な所についちゃったしなぁ。あほー! まぁ、これは、その、試練ですね。 だって、研修終わって家帰ったらDVD-BOXが来てるって寸法だもんな! そう・・・これはまさしく・・・愛の試練!(byサンジ) それは置いておくとしましてー。 ACIDMANのライブに行ってきましたんでその覚書でもしようかと思います セットリスト書いちゃったので下に隠しときますね。見たい人はオープン。 《setlist》(演奏曲はあってますが曲順が途中バラバラです) green chord(inst) Returning Ride the wave アイソトープ 千年歩行 イコール REAL DISTANCE 波、白く スロウレイン so far 季節の灯 Dawn Chorus(inst) inst2(これだけ曲名分からなかった) プリズムの夜 アレグロ ある証明 懸命の名 Calm toward -En- 赤橙 造花が笑う 客層は男女半分ずつぐらいでしたね。 ガタイのいいあんちゃんもちらほらいつつ、男女カップルで来ている方も結構いました。 なので、そこまで男くさい感じでもなかったです。 全体的にエルレよりちょっと年齢層が高い、かな。 服装はというと、ロキノンフェスのTシャツにジーパン、スニーカー、首にタオルを巻き ZEPPのボトルホルダーを下げているといったバリバリライブ慣れしている人から 普通に金沢にお買い物に来たような感じの人まで様々でした。 正直、以前ランクヘッドのライブに行った時後ろに並んでいた熱烈ACIDMANファン(「俺はこの前大木と一つになってきた!」と豪語し熱唱する男)みたいな人が たくさんいて、ロキノン系のライブに慣れた人たちのテリトリーと化していたらどうしよう、 といった不安もあったのですがそれはなかったのでほっとしました。 Tシャツ、ジャケット、ジーンズ、ショルダーバッグで綺麗目な格好している人が 割と多かったように思います。 金沢AZは確か前はコインロッカーなかったと思うんですが、入口のところに設置されてました。 クロークも、asid androidの時は管理がずさんだったので、預けようかどうか迷っていたんですが、 今回はちゃんとしていたので安心して預けることが出来ました。 なんだろう、あれはスタッフの違い?企画は同じだったと思うんですけど。 さ、ライブ本編にいきましょう。MCの話題中心でいきます。 口調はニュアンスで適当に変えてますので内容だけつかんでください。 まず、金沢は来たのは初めてではなく2003年にイベントで来ていたそうです。 ですが、ワンマンでは初ということで。 「お久しぶりの金沢だというのに、チケットが即日SOLD OUTとなりまして、有難うございます!」 と、サトマ君(Bass)。いやいや、久しぶり且つ初の金沢ワンマン公演だからこそ SOLD OUTしたんだと思いますよ。400人弱は入ってたんじゃないかな。AZはとにかく狭いね! サトマ君初っ端のMC。 「こんばんはーACIDMANです。えー…本日は『ACIDMAN LIVE TOUR "and world…」 違う違う!それ前のアルバム! 「(苦笑)、"green chord"の初日ということで、ここ金沢を皮切りに最終日である 5月12日の武道館公演まで突っ走っていきたいと思います。 なので、ここでいいスタートが切れるように、ね、演奏していくんでよろしくお願いします。」 初っ端からMCが噛みまくりでしたサトマ君。 大木さん(Vocal&Guitar)曰く、金沢は地元である埼玉とちょっと雰囲気が似ているのだそう。 「出身が埼玉の○○(よく聞こえなかった)なんですけど似てるんですよ。 町並みや、古い建物が並んでる所とかね。懐かしさを感じますね。 …ほんと、ちょっと似てるんですよ、ちょっとね、笑。だから、まぁ、 そういった懐かしい気持ちに浸りつつ、一つ一つ心をこめて演奏してますね。」 「今日は初日でして。初日、っていうのは何か特別ですね。 (アルバム曲を)初めてみんなの前で演奏するから、聞かせたこともないし お客さんが聞いてどう反応するか分からないし緊張します。 そういった緊張感も持ちつつ、いいスタートを切ることが出来ればと思っています。 初日っていうのはほんとその日だけだからね…ってみんなそうでもない?え、わかってる?」 あまりにも客の反応が薄かったので不安になった大木さん。 大木さんは会話にのったり、メンバーを弄ったりするときは饒舌なんですが、 自分の思うことを伝えるのは不器用なんだなぁと思いました。 頭の中で考えてることが複雑すぎてうまく口にするのが大変なんじゃないかな。 沈黙思考型の人だわ、おそらく。 そんな大木さんの弄る対象、一悟(Drums)さん。 大木さんはまず、グッズで一悟さんを弄りました(写メ日記参照) 一悟さんは自分の顔がグッズに使われていることを2日前に初めて知ったそうです。 (タオルで汗を拭きながら)顔で顔を拭く俺、笑。まったく酷いね。ライブのグッズは 基本うちの大木が考えてデザインしてるんですが、何も知らせてくれんかったからね。 これ知ったの2日前だもん。しかも、公式サイト見て気づいた。」 「あー、あの、ツアーグッズはこちらってところ…。」 「そう、"こちら"って赤い文字クリックしたらでてきて。俺かよ。」 「いいじゃん、カッコいいんだから。」 「そうだけど…何の知らせもないのはさぁ。」 「普通は言うよな。ってか、ホームページ見てくれてたんだ。よかったなサトマ、見てくれてるって。」 「ありがとう。」 ACIDMAN知ってるんですか。」 「え?」 ACIDMAN好きなんですか。」 「え、あ、はい。」 「へぇー…。実は今度、ACIDMAN、ライブやるんですよ。ってか今日からなんですけど。」 と、いつのまにか大木さんとサトマ君がグルになって一悟さんをファンに仕立て上げ インタビューする形になっていました。一悟さん弄られ放題。 「最近よくやられるんですよ、3人で話し合ってる時に、急に2人がすぅーっと身を引いて 『○○なんですか?』ってインタビューしてくるの。」 そんな一悟さん、今回は(も)一つ目標があるようです。 「昔からのファンの方だと、おそらくDVDを見たりして知ってると思うんですが。 前回のTOUR "and world"にサブタイトルがありまして。その名も『一悟劇ヤセ計画』。 で、あれは結果どうなったのかというと…これが、見事失敗でした。 ということで、えー…今回も…申し訳ないんですが」 「すいません!もう一回やらせてください!」 「その名も」 「『ダイエットリベンジ!』」 ダイエット企画発動です。こんなんやってたんですね。一悟さんラーメン好きだからなぁ。 「試合に敗れた格闘家が次にすることといえばリベンジ!」 「現在73kgあります。以前と変わってません。これを、5月の武道館に合わせ70キロ以下に、 3キロ以上やせると本人は言っています。」 「そういうわけですので、こちらの方も応援よろしくお願いします。」 「それぐらい、ちょっとストイックになれば痩せられるって。」 そんな全国行脚でストイックになんぞなれませんよ。美味しいもん食べなきゃ。 金沢という土地に関してサトマ君の意外な過去が発覚しました。 「お久しぶりの金沢だし、もうちょっと何かしゃべったら?」と大木さん、サトマ君にトークをふる。 「そうですね、えっと、実は僕小学1年から3年まで金沢に住んでいたことがありまして。」 このあと、サトマ君は自分が住んでいた住所と通っていた学校名をいい地元ファン大喜び。 「確かその頃の金沢といったら、3月は雪がどがーっと降ってたんですよ。 けど今、全然降ってなくてびっくりした。え、どうしたの?って感じ。温暖化ですね」 「もちろん、その当時の同級生とは連絡とりあってません。」 小学生じゃあねぇ…。どうしても疎遠になってしまうよ。 ACIDMANのライブではアドリブで「ロッキー」のテーマソングをやってるんでしょうか? 客席から「『ロッキー』やってー!」の声が上がっていました。 「えぇ、『ロッキー』?ロッキーかぁ…。あれは、まだ…」 「ちょっと早いな。『ロッキー』はツアーが進んでってぐぁーっと盛り上がった時に…」 「『ロッキー・ザ・ファイナル』皆見る?見てねー!」 そういえば、一悟さんの呼び名の一つに「ロッキー」がありました。 好きなんでしょうね。格闘技が、ロッキーが。 それから、「stay on land!」と、リクエストしてきたお客さんに、 「え、『stay on land』!?今すごい不意をついてきたね。」 と大木さんが返すといった場面もありました。 「久しぶりの金沢だったんですが、ね、今まで来れなくてすいません。 ACIDMANは曲作りにもすごく時間がかかるのでなかなか全国を回るのが難くて… でも、ほんとに今日ここに来てくれて有難う。また金沢来るんで、よろしくお願いします。」 と、最後にまとめた大木さん。ほんとまた来てよね!待ってる。 私が覚えてるMCの内容はざっとこんな感じです。 演奏はというと、3ピースバンドと思いないぐらい広がりのあるすさまじい音でしたね。 最近はストリングスなど3人の音以外のものもいれるようになって、 より広がりのある曲が増えてきたのですがそれを抜きにしてもすばらしいものだったと思います。 ほんと3人なのかなって耳を疑うぐらい。 個人的に、「ある証明」でぐっときました。なんか、よくわかんないけど。 それこそ2002年にCDTVのOP曲として「赤橙」が流れた頃からずっと好きだっただけに 「アレグロ」とかイントロ流れた瞬間、懐かしさでうわぁーっとなりましたね。 ずっとずっとCDで聴いてた曲をやっと生で聴けたなっていう感慨がありました。 インスト曲もよかったです。特に今回のアルバムのインスト曲は好きです! アルバムの中のインスト曲っていうと、どうも手抜き感があって普通かっ飛ばしがちなんですが、 彼らはインスト曲も手を抜かず、否、手を抜くどころか歌がなくてもきっちり聞かせるよさがあって ライブでも他の歌ありの曲に負けないぐらい演奏力とメロディのよさが際立ってました。 一悟さんのドラムが、「Returning」間奏の乱れ打つようなドラムが、 「Calm」のイントロの心臓に響くようなドン!ドン!っていう音が、すごかった。まさしく「仙人」よ。 サトマ君は動きがツボに入りました。 うまくいえないんですが、それほど大きいアクションじゃなくてですね。 ベース弾きながらリズムに合わせて小刻みに動いたり、「波白く」や「造花が笑う」といった アップテンポな曲のイントロで髪を振り乱して客席を煽るところがすんげーかっこよかった! それと、大木さんの声。この人のかすれたようななんとも言えない声。 その声が今そこにいる大木さんの喉から実際に出ているのだと実感しただけで 震えが来て、不思議な気持ちになりました。 ライブの何が一番いいかって、最初の歌声を聴いた瞬間なんですよね。 どんなアーティストでもそうです。 今ここで、目の前で、あの喉から声が発せられているのだと実感した瞬間すごくドキドキします。 嬉しくて、「ライブを知らない、この瞬間を知らない人間は人生損してるよ!」と 豪語してしまいそうなぐらいライブの始まりはたまらない。 ライブの時って、そのアーティストを好きになった自分、ライブへ足を運ぶ自分を好きになる。 そういうポジティブなエネルギーがありますね。 今回のライブもまた、そういう気分にさせてくれるいいライブでした。 客席の状況、そぉんなに激しい押し合いみたいなのはなかったと思います。 始まる前のスタッフさんの「前に行く人は前に、後ろで見る人は後ろにつめて」といった指示もあり、 あらかじめ前に行くか後ろでまったり見るか、各々が自分のスタンスを決めた上で その場に立っていましたね。そうやってきっちり分かれている状態だったので、 前にいる人も後ろにいる人も気兼ねなく楽しめたと思います。 私は後ろのほうで見てました。始まった時にちょっと押していたぐらいで、 後ろから見たところ将棋倒しになってる様子もなかったし途中でリタイアする人もいませんでした。 acid androidの時と状況が似てましたね。さすがにくるくる回って踊ってる人はいなかったけど、笑 自分のスペースを保ちつつ、前にがっつくことなく飛んだり腕上げたりそれぞれはしゃいでる感じ。 後ろから見てると結構飛んでるタイミングがあってて、見てる分には楽しい。 だから、うん、なんだ、ハイディの時がちょっと異常なのかな。 むしろあれを経験してたらある程度のライブは乗り越えられるんじゃないかと思います。 まぁ、今回のアルバムが全体的に落ち着いた曲調のものが多いのと、初日っていうのと、 金沢っていう土地柄と、初めての人が多いというのもあってか大人しかったのかもしれません。 始まる前に「始まったらこれどうなるのかな、ちょっと怖い。」って言う人もちらほらいました。 考えることは皆同じですね。 でも、私はそれぐらいのノリで丁度いいですね。ちょっとおとなしいぐらいが。 いろいろ覚えていられますし。 というわけで、楽しかったです!あー、何度この覚書消えて書き直したことか、泣。 5月の武道館ワンマン行きたいなぁ。でも土曜日かぁ。 ACIDMANの曲は広がりがあるので、広い空間で展開される音を聴きたいという欲が…。