マッサンとハイドサン
といっても、朝ドラはもうすっかり「まれ」なのですが・・・。
VAMPSのツアーがファイナルをむかえたそうで。
私は、彼らがここ最近国内でツアーしてアメリカいって帰ってきてアリーナライブした
ってうすーいあさーい情報しか耳に入れていないのです。
もうVAMPSのライブに行かなくなって、VAMPSを追わなくなって何年になったのか。
hydeさんのやることなすことすべてが好きなんじゃないんだな、と認識したと同時に、私はれっきとしたhydeさんのファンなのだとつくづく思いました、笑。
だって、こだわりがあるんですもの、そこに。
なんでVAMPSを追わなくなったのか。
VAMPSが邦ロックに手を伸ばすのではなく海外に手を広げたから。
端的に言うとそうなんだと思います。
VAMPS2年目の頃がちょうど別れ際だったと思う。
あそこで邦ロック寄りにもう少し軽くなっていったり、オーガニックになっていったり(笑)したら、吉井和哉さんやら雅さんやらムックやらはては奥田民生さんのようなっていたかもしれない。
そうなってほしかったんだよ。日本でもっと受けれられて欲しかった。
ですが、HYDEさんのもともとのソロ活動の原点って洋楽、海外ロックバンドへの憧れですからね。そうはいかなかったよ。
海外の音楽の良さを日本に伝えるため、あるいは自分の音楽を世界で受け入れてもらうために、彼らは海外的な音楽の解放感を求め、どんどんちょい悪方向へと向かっていきましたね。
結果、邦ロック好きからはちょいと昔のロックだなと思わせるような暑さとむさくるしさと黒々とした雰囲気をまとうようになりました。
音としては開放的でも、邦ロック好きには分厚い壁を感じるよね。
で、さっき洗い物しながらふとおもったんですよ。
音楽版「マッサン」だよ。これは。
ハイドサンは本場アメリカのロックに酔いしれこれを日本でも浸透させて「かっこいい」といわせてやるぜー。と意気込む。
マッサンは本場スコットランドのハイランドケルトに酔いしれこれを日本でも浸透させて「うまい」といわせてやるぜー。と意気込む。
一緒や!
だけど日本は昨今ビジュアル面無視、不良というより優等生が息抜きに聞くような流して聴けるかっこよさがあるロックが求められる。ハイドさんのロックは聞き流すにはあくが強すぎて胸焼けする。
日本はまだまだ甘くておいしい日本酒葡萄酒文化。マッサンのめざすウイスキーはやたら煙くさくて飲めたもんじゃない。
一緒や!!!!
こうなってくるともう、私の気分は鴨居の大将ですよ。
ハイドサン!そうじゃないんや!今の日本の邦ロック界でかっこいいとされてる音楽はもっとマイルドでもっとリズミカルでもっと軽くてもっと健康的や・・・!日本でかっこいいって思ってもらうんやったら邦ロック好きの好みに合わせるのが筋やろ・・・!
やー、あほらしいけどすっきりした。
私は邦ロックが大好きです。アレキサンドロスのアルバム楽しみね。
アレキサンドロスのボーカル川上君の音楽のルーツも洋楽だろうけどね!笑。
でも日本で活動して邦ロック好きに受けいれられることで、今どこが「かっこいい」のど真ん中なのかが見つかるってものよ。
日本人にしか作れない繊細なメロディ、日本人にしか気づけない色彩・色調の変化、日本人だからこそ見つけられるニッチなニーズがある。
それを海外で発表して受け入れられた時が海外での成功、だと思う。
ラルクを好きな世界中のファンはまさにそこを好きになってる。
海外のかっこいいものを取り寄せてカスタマイズしてまた海外におくってもそれは二番煎じにしかならないのでは?
まぁ、マッサンは貫き通して成功したね。
日本の邦ロックの「かっこいい」もかわっていくから、受け入れられる日も来るのかな。