one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

「伝説にはまだ早い」

っていうのは、今にして思えばhydeさんなりの皮肉だったのかもしれないね。 と、2011年も暮れに差し迫ってふ・・・と思う今日この頃。お久しぶりです。 2011年ラニバツアーも終わり、さぁ2012年の世界ツアー&新曲&アルバムにむけての意気込みを あちらこちらの雑誌で語っておられるラルクのメンバーですが。 「このタイミングを逃したらワールドツアーはもうしばらくは無理」 「世界ツアーをやるからには日本のアーティストの中で一番大きくやって、世界で迫をつけて 日本から逆輸入されるような形をとりたい」 「日本で僕らはすでにオールドなロックの部類に入っている。」 ってな感じのことを申しておりましたのよ。hydeさんが。 へえええええええ・・・って感じ。と、同時に「あ、だからまだ伝説扱いされたくないのね、笑」 って納得しました。大いに。 でもたしかに、日本で20年以上やってるバンド・アーティストなんて、もう辺り見渡したら大御所扱い で、逆にそれを不自由に感じることもあるかもしれないねぇ。 映像だって最新技術使ってて、曲だって最近の流行りを取り入れてみたりいろいろ努力してんのに 「古きよきロック」扱いされたらちゃぶ台ひっくり返したくもなるかもしれません。 ラルクはいつだって「今」走ってんのよ。とhydeさんはぶーたれてるのやもしれません。 なんか、あれね。ちやほやされてポップに走った98年、99年のはねっかえりで2000年にごっついロックな アルバム出したときみたいなひねくれ感にも似て、私はそんなhydeさんがかわいくてしょうがない。 Yes,hyバカ。kenちゃんはルンバカ(今月の放談我報より) 海外のバンドってさ、気づいたらメンバーの半分が入れ替わったり、3年か5年ぶりぐらいに出した アルバムが前作とまったく毛色が違ってたりってことがざらにあって、 それに対して新しくファンがついたり、あっさり嫌いになったりする。 シビアかもしれないけれど、それはちゃんとバンドの「今」を見てくれている証拠であって、 hydeさんはそんな海外の人たちの目と耳に期待をしているのかもね。 期待にこたえつつ期待もしている。君らの感覚が日本人をたたき起こしてくれるかも。なんて。 日本人が海外での賞賛に弱いことを知った上での挑戦。 hydeさんの頭の中で何年先までのスケジュールがきまってるのかしれないけど、 スケジュールに関係なく、今のこの規模と脂ののり方が最高にいい状態であるラルクを ここで海外にださないわけにはいかんのでしょうね。 どんなに先の道が示されていたって、その先にいる自分たちが見えているかどうかはまた別の話。 今と同じかそれ以上の自分たちでいられるかなんて やっぱり当人たちでも分からないとこもあるでしょうよ。 伝説にはまだ早い。 隠居にはまだまだ早い、笑。 いつでしたっけ? 「いつまでも音楽つくってたいわけじゃなくてそのうち隠居して木彫りの熊さんつくりたい」 とかいってたの。あん時よりずいぶんとまた若くなったものです。気持ちが。