one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

思いを乗せこの船は行く。

はー。ゆめみたい。 1日目終わった後うわごとのようにつぶやいておりました。 子供がさ、アイスの7色盛りを目の前に出されたような。 ウエディングケーキみたいなおっきいケーキを目の前に置かれて 「全部食べていいよ」っていわれたときみたいな。 消化しきれない贅沢がこの目にたくさん、たくさん映りました。 耳にもたくさん、聞いてきたはずなのに聞き慣れない不思議な歌がたくさん。 あー、おまつりだな、こりゃ。 2日目が終わった後、雨風にさらされながらケラケラとそう言っていました。 初めてラルクのライブにきたという二十歳の女子が、 「ライブってただ、ライブを見て帰るだけんじゃないんですね!? こうやって友達に会ったり、友達の友達と仲良くなったり、グッズかったり、 メッセージ書いたり、コスプレしたり『お祭り』っていう意味がよくわかりました!」 と、すごくうれしそうに言ってくれて、こちらもほんわかした気持ちになりました。 彼女のまわりにいる同世代の女子にはなかった感覚がその日いろいろ生まれたようです。 ラルクと同じ年の子にこうしてまた色がついていく。 5年前にハイドさんがいった「生まれたときからいたんだよー。」を思い出した。 そ、生まれたときからいる、そんなバンドを好きでいられるっていいよ、うん。 やまない雨はない。 1日目のおわりに、ふとつぶやくように言った言葉がなんだかんだで一番頭に残っています。 言葉としてはさぁ、きっとほかの誰かも同じようなこといってそうなんだけどさ、 タイミングと、「言い方」がすごくよかったんだよなぁ。 ありきたりともいえる言葉が、まさにその瞬間、ハイドさんに吸い寄せられていったような。 言葉か彼に寄り添っていく感覚を目の当たりにした。 きっとこの言葉ってさ、もっと、メッセージ性をこめて決め込んで言ってるのが大半だと思うのよ。 そういう分かりやすい「言い方」で感動するのが今日の若者なわけで。 でも、違うのよね。 ふと、つぶやくように言った言葉に、受け取った側が 今の状況と彼の心境とを照らし合わせ、想像を膨らませ、感動する。 その「間」が大切で、ハイドさんはこれを与える「言い方」なんです。 そして、それを感じ取れる人が今ここにファンとし存在しているんだと思います。 ツアーの発表をあんなに穏やかな気持ちできけたのは初めてだった。 きゃー!ともどうしよう!とも思わなかった。 また、どこかで見させていただけたら、それでいいと思えた。 この思いは完熟している。 その思いは朽ちるのではなく次への種を残していくのだと思う。 さぁ、次へ。 お祝いの旅は今年いっぱいまだ続く。 あらためて、20th L'Anniversary おめでとう!