one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

5/15 UVERworld 47/47 tour 2011 in福井フェニックスプラザ

地元福井にて2度目のUVERライブでございまっしたー。 職場がわりと近いので仕事を1時間だけ早めに上げてもらい、着替えてGO! 仕事終わりにライブいくなんて都会の人みたい!!!テンション上がるわー。 っていうか、都会の人を何だと。 今回すっかりチケサイト先行を逃していて、もういけないかーとあきらめていたところ シドライブでお世話になってるなぁぬちゃんの友達よりチケットを譲ってもらえることに。 ほんと、出会いと縁に恵まれたチケットでした。 席は一番後ろだったんだけど、座席がちょっと高いところにあってしかもど真ん中。 映画館のいっちばんいい席みたいなところ。ステージ全体が見れて、 音も去年東京事変で来た時よりよかった。 めっちゃくちゃ楽しめた。あらためてありがとう!!!では感想! -setlist(順不同)- スパルタ No.1 ace of ace(新曲) 6つの風 Revolve 儚くも永久のカナシ バーレル 境地・マントラ MONDO PIECE クオリア 魑魅魍魎マーチ シャカビーチ ~Laka Laka La~ 99/100騙しの哲 激動 CORE PRIDE Roots CHANCE! GOLD アンコールはなし。これはUVERの定番でございます。本編に気合集中。 前回福井に来たときはアルバムツアーのファイナルだったからアンコールあったけど、 今回は田舎ツアー(後半しっかり都会でやりーの且つアルバムツアーになりそう)の序盤戦 なのであっさり終わりました。 が、上記セットリスト…、もうね、最新曲含め非常に私が大好きな曲ばっかりでして。 非常におなかいっぱいでございます。かっこいい曲ばっかりよ! ライブ終わってなにやったっけーって振り返ったら18曲しかやってなかったことに驚いたぐらい 中身が濃いライブでした。今まで行ったUVERのライブんなかでいっちばんかっこよくて楽しかった。 特に「Revolve」でね、頭がパーン!ってなった。 kanadeちゃん(my ipod nano)再生回数TOP10に入ってる曲。 まぁ、ラルクでいうなら「真実と幻想と」シドでいうなら「証言」といったような、 自分自身勝手に特別扱いしてる曲なんです。この曲。 3rdシングルのカップリング…ってもうずいぶんと古い曲になってしまうんだね。 イントロとアウトロに新しいアレンジが入って、オリジナルよりも厚みと硬質感が増しておりました。 歌詞がちょいと女々しくてなよっちいんですよ。そこが好きなんですけど。 最近シド(去年の名古屋で「証言」)でもラルク(シアキスで「真実と幻想と」L'7で「TIME SLIP」)でも 私がほんとに好きな曲を私がききたいなーと思っていたところでぽん!と出してくれるから 幸せすぎてちょっと怖い、笑。もう、私きっとサトラレてるよね!?困ったね! さ、曲ごとの感想。 SEからメンバー入り「スパルタ」の流れがうまくまとまっていてかっこよかった。 曲よし、メンバーはいってくるタイミングよし、1曲目の驚きよし。 1曲目これでくるかあああああああ!っていうような始まりを期待していていたので、 まさにそのとおりになって完全にしてやられた感じでした。 あと、後ろに流れてた映像がよかったなぁ。 タキシード姿で髪を後ろでひとつくくりにしている伊勢谷君(俳優)みたいな人が スティック持ちながら踊る映像とか、カジノのルーレットの映像がメインでながれてて、 そこに「スパルタ」の歌詞がところどころ映ってた。これがいい!すごくいい。 スパルタって挑発的な曲調だからそういう挑発的な映像が どハマリしてあほみたいにかっこよかった。っていうかあの映像の男の人がしゅてき…。 大きい会場とかになったら本人出てきて踊ればいい…。 あと、曲の途中で信人が客にハンドクラップをさせるところがあったんだけど、ちょっと雰囲気が 明希ちゃんとかぶった。信人のくせに、なんか、かっこよかった。 「No.1」だったかなぁ…ギター2人組があるタイミングで一緒にジャンプしたの。 シドでもたまにみるけどあれいいよね!左右で同じ動き。 「ace of ace」今度でるアルバムからの新曲。 前回のアルバムツアー終えて、次のアルバムがでるまでの間のライブでその新しいアルバムの曲を やるっていうパターン、あぁVAMPSとかラルクのツアーでもあったよねぇって懐かしい気分になった。 結構、アルバムの核になる曲っぽいなぁ…。核、っていうかとっつきがよくて盛り上がる曲。 ハードなラップ曲でありながら途中でテンポがかわってメロディアスなサビになるのがいい。 LAST収録曲に多かった、「たくやんにしか歌えないようなAメロBメロ」ってわけでもないので、 歌ものとしてしっかりしたイメージもある。かっこいいなー。 MCたくやん。 「2年ぶり2度目の福井です、が、2度目にして最初っからここまで一体感をだせるってすげぇよ! いい感じだ福井!なぁフェニックス!?(会場の名前がフェニックス・プラザ) 俺さぁ、もう既に声が限界まできてんだけどさぁ…この福井に声の寿命置いてくよ。 フェニックスってさぁ、知ってる?100年に一度自分から火の中に飛び込んでそこから復活するんだ。 今までの自分を全部捨てて火に飛び込むんだよ。 だからさ、俺は昨日までの俺を今日ここに捨てて置いて行って新しい自分自身になる! そんな熱いライブに今日はしようぜなぁフェニックスー!」 あいかわらず、熱いMC。 「非常に、みなさんいい感じで熱くなっておりまして…今日のライブは、いい風がふいてきてそうだ…」 っていう話の流れから次の曲「6つの風」。 なんか、知らん間にMCがものすごく流暢になってる。 そうだ、ライブのノリがちょっと変わってた気がした。1年前よりよりフリーダム化した。 しょっぱなからみんなのテンションがものすっごくたかかったし、指笛する人が最近はいるのね。 開演前のアナウンス時から。それからMC前や曲終わり等事あることに指笛が鳴り、それと共に それぞれがもりあがる。声は、「キャー」より「ウォー!」が多い。 客層は男女4:6の割合。男子のノリがとにかくよくてそれに女子がついてってる感じ。 それがいいんだろうなぁ。ものすごく自然。なんかちょっと海外のライブみたい。客のノリが。 で、MCも単に暑苦しいだけじゃなくて、次の曲が何かっていうのをある程度連想させて そこに向かって客をもりあげるっていう流れをきちんとつかんでるんですよ。 だからその後の曲のしっかりもりあがるし合いの手だってばっちり。そういうところに素直に感動した。 関西人がもつもともとのノリなんだろうか。おしゃべりテクなんだろうか。 福岡+関東人のバンドにはハードルが高い…。おっと口が滑った。 「境地・マントラ」 って最新シングルのカップリング&新しいインスト曲なんですねー。 インスト曲は「over the stoic」がいっちばん好きなんですけど、それを超えるかっこよさというか ちょっと歌入れたら完全に歌ものになるんじゃねぇの?っていうぐらいギターメロが確立してる。 ちょっとメロウでダークな流れ。すきすきこういう曲調。 たくやんはちょっとお着替えタイムではけてます。 ステージ下手より、克っちゃん・信人・彰の並び。 信人がストイックに指動かしてるのがびっくりするぐらいかっこよかった。 指使いってギターよりベースのほうがぐっとくるって言うのは確かかも。 信人って私の中ではどうしようもないアホキャラなんですが、ベース弾いてるときはとにかくストイック。 衣装もオシャレ番長克っちゃんみたいな水玉模様のパンツ(でした)とかじゃなくって、黒無地一色。 このギャップがちょっといいです。えぇ。 お着替え終了のたくやんステージへもどる。ラフなダークグレーのTシャツ、ボトムは最初一緒。 そういえば衣装チェンジはこの1回のみだった。衣装もけっこうシンプルだったなぁ。 「いい感じやなぁ福井。なぁ、真太郎もなんかいったれよ!」 真太郎MC。 「やー、今日なかなかおもっしぇーわ。おもっしぇー(福井弁で「おもしろい」)。」 (たくやん)「そういや、前ここきたとき真太郎ひっどい方言いってなかったっけ?」 「ジャミジャミ…?」 や、たしか私が知らない福井弁の下ネタを言っていた…。「ジャミジャミ」はテレビの砂嵐のこと。 「なんだっけ…?「あっぱ」?(あっぱも酷い…)あー、もう、ええやろ?別に何行ったかなんて ほんと、『欲しがりさん』なんやから君らは…。」 (たくやん)「せやねん。お客さんめっちゃ『もっと頂戴!』って顔するねん。」 「まぁ、えぇわ。えー、改めまして福井の皆さん、どうもーUVERworldです。 2年ぶりの福井です。福井ふぉにkk…フェニックス、ホール?あ、フェニックスプラザ(超適当) で、2年ぶりやーというても、なんもありませんね(ばっさり) 時間もないし、名物とか食べる暇もなく…。 今日ね、楽屋にね饅頭おいてあったから食べたんですよー。(おいしかったー)うん、おいしかった、 んやけど、よぉみたら賞味期限1日きれててん。これな、1日前に食べてたらもっとおいしかったわ。 せやから、言うときますけど今でてる汗これぜんぶ冷や汗ですよ。 ですがね、今日のこのライブでその冷や汗もぜんぶふっとばしたいと思うんでよろしくお願いします。」 身も蓋もないのが真太郎です。えぇ。 引き続きたくやんMC。 「福井は2度目です、が…僕(俺、だっけ?)自身はこの福井には昔よく来てて。 海にね、サーフィンしにきてた。信人がさぁ…、師匠ねよく忘れ物するんですよ。 サーフィンにきたのにウエットスーツわすれてん。 ライブでもさ、前ベース忘れてきたってことあったよな?そういう奴なんですよ。 あとさぁ、海でがーっと盛り上がって勢いで穿いてたパンツ脱いでぽーんって投げたよな? そこにさ、ヘルメットが流れてきたんですよ、海藻がいっぱいついたやつ。 それを信人がかぶってさぁ、下脱いでんにそれかぶってサーフィンしてんの。」 さぁ、どこまでがほんとでうそか。信人は「ないない…!」っていいながら手を振ってた。 「あの日からさ、いろんなことを思ってる。 3月11日のあの日、俺は東京のスタジオにいて。そのスタジオが25階にあってさ。 すごい揺れを体感して…情けないけど、あぁ俺このまま死ぬなぁ、死にたくないなぁ って怖くなっちゃってさ。こんなにも俺はいきることにしがみついてたんだと思って。 もちろん、まだまだやりたいことややらなきゃいけないことはたくさんあって、でも、 正直俺はこんな気持ちで今日ここにいるだなんてあの日の前まで思ってはいなかった。 俺は今大好きな仲間と俺らを大好きって言ってくれるお前らと大好きな音楽をやれて、 本当に幸せだっておもってるんだ。なぁ、さっきみたいに馬鹿な話をしてみんなで笑いあってさ。 テレビでさ、八百長とか政治家がどうとか誰かの恋愛だとかそんなくだらねぇことばっかり 伝えてたあのころが無性に懐かしく感じるんだよ。 でも、そんな日がまたいつか戻ってくるって信じてる。」 ってかんじのまじめMCはちょいちょい言ってました。地震のことはちょいちょい話してた。 「今、俺が心のそこから歌いたい、みんなに正直に伝えられる曲がある…。」 という流れから、「MONDO PIECE」と「クオリア」。 「クオリア」のあとかな、ちょっとかっこいい音が流れてきたんで、お、これはまた新曲かー! ってわくわくしてたら、なんかたくやんのイヤモニ絡まってわたわたし始めた。 「えっ!?ちょっと、なにこれどうなってるん?あーもう…ちょっと話すわ。」 っていってマイクスタンド持ってきながらまだまごまごしてる。 そのときの態度が今まであんまし見たことのない感じのたくやんだった。 お兄さんぶってる姿、からのー、弟みたいな素振り。素っぽい感じがしてちょっとかわいかった。 イヤモ二の絡まりが取れてひと段落した後再びMC。 「昨日ね、福井駅前の電車どおり…にいたんですよ。(いってたのかー!?) そんでさ、「テアトル」っていう映画館によったの。知ってる? あ、そのまえに、福井の人どれぐらいんの?(6割型手をあげる)すくなっっっっ!!! まぁ、いいや、地元の人と話すわ。でさ、テアトルっていう…すっげぇしょぼい映画館があんだよっ!」 しょぼいいうなーーーーーーーーーっ! 「昨日打ち合わせ終わった後に、レイトショーやってるからいったんだけど。その、券を買ったら、 座席が書いてなくて。お好きなところどうぞーって。 そこにまずびっくりした。ね、東京じゃ絶対ありえん話でしょ? …ありえないんですよ(福井の人に向かって)で、入ったらひとたくさんいんのかな?っておもったら ガッラガラ!8人ぐらいしかいなかった。」 えっと、福井の名誉のために言っておくと、福井にもちゃんとしたシネコンはあります。 座席の指定だってあるもの!そこがたまたましょぼかっただけだ!!! でも、福井駅前周辺の映画館においてテアトルサンクはまだ新しいほうだと思うんだ… 福井シネマやメトロ劇場のほうがもっと古いです…。 これだから郊外発展型の田舎は困る!!!有名人が駅前きても飲み屋すら案内できませぬ。 「8人…いや、実はもっといた…。おかしいんだ、いつのまにか、11人になってる…。 おれにしか見えないんだ!!!まただよ…おいおい福井、出るぞ…!暗い顔してっとなぁ… しょっぼい映画館になぁっ…おばけでるぞーーーーーーーーっ!」 ってな感じで、おばけの歌「魑魅魍魎マーチ」。 しっかし、曲に入る前に後ろで演奏してた音がかっこよかった。 真太郎がクロスでドラムたたいてるのがよかった。 「魑魅魍魎マーチ」って、なんか歌詞は子供みたいなお遊びっぽいけど、曲はちゃんとしてんのよ。 「シャカビーチ」はちょっと短めバージョン。アシストパスを出す役は克っちゃんに指定。 やー、こういう「ひと夏の」的なチャラい曲が割りと好きですよ。 この曲と「若さ故エンテレケイア」をコンボでやってほしいと思う。 「いいねー福井、まっすぐないい目をしてる。お前ら、悪い大人には引っかかんなよ!」 といって「99/100騙しの哲」あー畜生かっこいい。その流れはずるい。 そういってる君らがこの曲の演奏のときは人を騙しそうな不敵な大人の笑みをしているのに。 なんつって。 「激動」の安定した盛り上がりに成長を感じる。 この曲が世に出たころは、きていたスーツ姿が野暮ったくって見てるこっちが気恥ずかしかった。 今はジャケット姿が定番。あーもう、大人だ。それこそ、パンチ力のある大人だ。 「そうか、今日は…関西のほうからきているお客さんも多いのかな…。 えー、今日は2年ぶりの福井でこうやって、みんなとひとつになれて幸せです。 ただ、俺たちは、つらいことや悲しいことから逃げて、今この時だけ忘れてもらうために ライブをやってるわけじゃない。今日このライブが終わって、ここから扉を開けて外に出たとき、 そのつらいことや悲しい世界に立ち向かって戦うために歌ってる。 そういう、プライドをもってこの6人でやっていく。次の曲はそんな、曲。」 「CORE PRIDE」 ここで、6人の立ち位置っていうのがはっきりとライトアップされて明確に映る。 見晴らしのいい座席でステージ見れてよかったなぁっておもった。立ち位置に感動。 この曲のはじまりは6人目のメンバーであるSEIKAさんのサックスが派手に入る。 もちろんSEIKAさんにばっちりライトアップされている。 ライブ会場行くと、彼専用のプレボは当たり前のようにある。表には出なくても、今も昔もずーっと SEIKAさんはメンバー。だけど、今回は本当に前に出たなぁと思った。 そういや、真太郎のドラムの位置って前からこんなに上手よりだったっけ。 当たり前だけど、サックスすんげーかっこいいです。 機械の波の上を優雅に、それでいて強かに流れる風の様。 「Roots」 歌が誰かを救うというならまずは歌う己自身がその一人目。 それを誰かに伝えたいと思うバネが次の人へ。 伝えられた人がその喜びを誰かと分かち合いたいと思う心が次の人へ。 「CHANCE!」 銀テープパーン! この曲聴くと中山千恵子氏(元ラルクのディレクターであり当時のUVERのプロデューサー) が頭をよぎる。半年ほどの長いスランプから抜け出すきっかけになった曲。 それをきっとこの人がきちんと拾い上げてくれたんだろうなーって思う。 タイアップありで少々捻じ曲げられたデビュー曲より、この曲に対する思い入れって強いんだろう。 たぶん。どん底から這い上がった曲だから。 最後に「GOLD」。しんみりじゃない終わりはいい。派手に踊って終わって実に爽快! 終わってみれば、めちゃくちゃ暑苦しくて。馬鹿みたいに楽しかった。 たくやん終わった瞬間ばったーんってその場にねっころがってた。非常にやりきった感じでよろしい。 やーやーやー、そっちも暑いんだろうけどこっちも暑いんだって、 だって…一番後ろの席…空調があたらNeeeeeeeee! たぶんそのちょっと前のでっぱりからきっと風でてた! 久しぶりの地元ライブ、わるくないなーと思えた夜でございました。 【追記】 思い出したのでちょっと。 ・たくやんが「儚くも永久のカナシ」の2番サビあたりで歌詞とんだ。 その後のMCで「いいじゃん歌詞ぐらい歌詞間違ったってよぉー!」っていってた。 ・イヤモニが絡まって解けた後のMC。 「なんかさぁ、今俺の頭ん中ブクブクブクブク沸騰しててさぁ… やーっぱりなんかあると思ったんだよなぁ福井!」っていう言い回しが弟っぽかったんだ! ・地震のMCでちょっと間に挟んだ滝の話がちょっといい話だった。 「滝ってさ、こうずーっと川が流れててそのがけっぷちにきて下に落ちるその瞬間まで 自分が滝になって落ちることを知らないんだよ。ずっと川だと思って流れてきてる。 それって自分たちと似てないかって。その滝も落ちたらひょっとしたら また川になってるかもしれないし急な流れの川になってるかもしれない。 何がおきるか分からないのは自分たちと一緒。」