大きな船にのって
でっかくでました。抱えてた不安も何もかもすっとんだね。
ラルク 20周年公演の収益すべてを全額寄付
開催されるのかどうかという不安、また、開催されたとしても被災者の方々を差し置いて、
電力供給の不安定な場所で行うことに対しての罪悪感等々、
いくら5月末とはいえ…というのが正直なところでした。
でも、3年前に預けた夢を見れないのもやっぱりつらい。
日本人は悲しみも喜びも、誰かと比べ、「遠慮」のフィルターでろ過してから感じるもので。
あぁ、これならば全力で楽しめそう。ほっとした。
全力で楽しんだ分が、被災者の方々のまだ見ぬつぎはぎだらけの未来につながるならば。
ほんとうに、船が大きすぎるバンドで。
たしかに、私自身も「4人だけのバンド」とはもう思えなくなってきてる。
かなえられる夢がたくさんあるのと同時に、背負った夢も数多くある。
そのことが時として、さみしかったり重くないかなって不安になったりする。でしょ?
でも、今回の件で思ったのは
ライブを開催をすること、中止すること、そのどちらも腑に落ちなくて、その打開策がこういう形だと
わかっていても、それを実行するにはやっぱり母体がある程度大きくて
安定感がないとできないということ。
すべてのアーティストがこれと同様のことをできるとは思えない。
だから、ラルクがこんだけ大きくてよかった。
遠くて深くてどうしようもない気持ちになる。
あらためて、好きでいてよかったと思います。