one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

シドーム明け。

  まずは、ありがとうと、ごめんなさいを。 埼玉のときに感じた不完全燃焼、それはシドが大舞台に立つことに対して今までどおりっていう 気持ちを入れ替えてないあやふやさにあると思っていました。 その前にやっていたツアーが、小さいハコツアーであったことも関係あるのかもしれない。 大舞台を長い花道という物理距離でしか埋めることしかできないのかと、そうじゃなくて セットリストにしろ演出にしろ何かもっと驚きをもたせることができたんじゃないかって、思った。 彼らが、趣向を凝らしたかと思えた部分が、あまりこちらには伝わってこず、 それはただ空回りしているかのようで。 これは、誰が誰のために作り上げたライブなのかと胸にしこりが残った。 先人たちが成し遂げたように、ただそこにいるだけでうれしくなるような空間を作れるよう 先人たちを見習うべきだと思った。 その後の夏JACKでは、去年の無念を晴らすべく自分たちが楽しむという思いにふっきって、 逆にその場に来た人を無視して昔の曲をやりきったからこそ、反響を得たし成功した。 誰のことを考えながらやる云々より、そこに向かってやりきることが大事なんだなぁって思った。 じゃあ今回の東京ドームはどうだったかっていうと、 ここまでシドを支えてきたファンを思いやる気持ちと これからのシドを支えていくファンに魅せる気持ちと、 これまでもこれからもシドであり続けるメンバーとスタッフの成し遂げたいという気持ち、 それぞれに対してバランスよくその思いに応えていたライブだったと思えた。本当に。 セットリストの新旧の配合具合は過去最高の割合。 新しいのも懐かしいのもお互いのファンにとって得があるし、どちらも存在することで メンバーの気持ちが強くなっていくんだってマオさんのブログ見て思った。 それから私はあまり好ましいとおもっていなかった長い花道。 今回は前回よりパワーアップしていたわけですが。 ドームっていうひろい空間でそこにいる人が、どこかで必ず自分がそこにいることに 得を感じられるように、うまく振り分けられた花道だった。 あとは四方八方、惜しみなく映されていたスクリーンでのメンバーの映像。 たくさんある中にもメンバー個人用のスクリーンがあって、 いつでもそこを見れば自分の好きなメンバーが見れるっていうありがたい仕様。 ただ、距離を埋めたのではなく、広いドームで寂しい思いをさせないよう、 ドームに来る人たちを楽しませよう!って、ドームはお祭りだ!って、こちらを大切に思ってくれて いるのがものすごく伝わってきた。 でね、マオさんが最後のMCでいっていたこと。言葉にすることがうまくできなくて それでも必死こいて言ってた言葉。 私もちょっとあやふやにしか覚えてないんで、こんな感じのこといってたってぐらいなんですけど。 「…俺、意外と普通の人だからさ。こんなことで眠れなくなったりするなんて、 過去にドームをやってきた先輩たちと比べると俺どんだけちっぽけなんだよって。 そう思うと、どんどん自分が小さくなってくみたいで、怖かった。 でね、なんでふっきれたかっていうとさ。もう、いいじゃん。って思ったの。ちっぽけ代表で。」 これをいわれたとき頭にガーン!ってショックうけた。 私はこれを無意識のうちに思ってたんだなぁって。 ドームやるなら先輩みたいになんなくちゃだめだよ、変わんなきゃだめだよって。 先人を見習えよ、って。 でもさぁ、彼らもバンドマンに憧れ、幾度かこの地で先輩方の勇姿をみては、 自分の中で「ドームでライブをやる自分のあるべき姿」を、誰よりも強くもっていたに違いないんだよ。 なのに、自身のドーム公演が実現し、その日に近づいても一向にそこにたどり着けない。足りない。 そこに不安と焦燥を感じないわけがない。そう、私らが思う以上にひしひしとそれを感じてたはず。 でも、出来た。 ちっぽけでも、普通でも、自信がなくても。 シドには誰より何より、「ファンを思いやる心」と「度胸」に関してはピカイチだ。 それに関しては、シドが天嘉3の初舞台をアカペラで始めたところからずっとかわってない。 先輩のようにならなくたって、彼らはシドらしく、すべてのシドを強かに思いやる形で、 彼らなりの素直な距離の埋め方でこんなにドームをお祭り状態に出来る。 なんだよ、無駄な心配したよ、おせっかいなことたくさん思って、 余計なことここに書いて、ごめん。 大きい舞台だからって無理やり変わる必要なんてない。 ただ、素直にやりたいことをやって、伝えたいこと伝え、思いやりを大切にする。 それさえ、変えずにやっていけば、自然と必要なときに変われる時がくる。 久しぶりに、帰りたくない、余韻に浸っていたいライブでした。 ライブ始まる前もやってるときも、後もお祭り状態で。 大きい舞台にはそれだけたくさんの人の思いが集中するのでやっぱり特別です。 ドームには魔法がかかっています。 だって、ライブハウスでどれだけ近くで見れたとしてもあの余韻はなかったからね。 それをラルク以外で楽しめたことがうれしい。素直に嬉しい。ありがとね。 なんか、むちゃくちゃ真面目になってしまいましたが…。 ドームでお会いしたフォロワーの皆様たのしかったです! アカウントとアイコンでしか認識してない現代人でごめんなさい!ゴミ箱ふさいでてごめんなさい! 宴会参加者のかたもおつかれさまでした!グラスひっくり返し、尚且つ箸3回も落としてごめんなさい! すべてのシドにありがとー!かんぱーい!(晴れて禁酒解禁したゆうやさんに向けて)