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音楽と人増刊 JACK IN THE BOX 2010年 03月号 [雑誌]音楽と人増刊 JACK IN THE BOX 2010年 03月号 [雑誌]
(2010/02/17)
不明

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駆けずり回って(ってほどでもないか)4件目、隣の隣町ではっけーん。音楽と人増刊号。 やはり全国規模の本屋(紀伊国屋)の強みといったらない。うん。TSUTAYAさんは地域格差があるのねん。 今度の24日にでるROCK AND READ 029は地域格差ならまだしもメンバー格差なんて不始末が おこるのではないかとちょっと心配。 この前の明希ちゃんの時は「これは売れる!発行部数もいつもより大目だから田舎の地にも入荷すべし!」 だったのが、shinjiさんになったとたん、さーっとひいたらいやよ。 いますから!今回はamazonさんにお願いせずに財布小脇に抱えて駆け込もうとしてる人いますから。 で、帰りにはshinjiさん小脇に抱えて帰るんだから! ・・・冷静になってJACK本の感想と参ります。 夏JACKにくらべるとより密着度(マニアック度)が増し、写真もたくさんで見ごたえありです。 興味のあるバンドもないバンドもとりあえずみちゃう。そして無駄に情報を得てさらに深みにはまる。 デンジャー愛あればこその満足度。 たとえば、たつひ嬢に毎回引っかかる誰か(去年はkyoさん、今年はEin) たとえば、完全に女子として己が負けてるとしか思えないたつひ嬢のスカート丈の短さ 且つ、白ニーハイブーツ。一度生で拝みたい。が、ときおり彼は自分がスカートをはいてることを 忘れてるんじゃないかってぐらいに大胆に座ってることがあるのでひやひやする。にやにやじゃないよ。 そして意外にもヘビースモーカー。そして意外や意外のユキヒロさんの禁煙。 かわいいのはたつひ嬢だけでなく、ゾロに関しては龍寺もひたすら愛嬌があるくったくのない笑顔をしてる。 なんか、ああいう女子高生っていうか美容師の卵って感じの子、いるよねぇ。 それを弄る先輩達瑯はオンオフの差が激しすぎる。ハイディとは違った意味で「化ける」のね。 壁なく人に近づいて引き寄せるのと、仮面を作って人を引き込ませる力と両方持ってる人。 で、彼がセッションについてのアフターコメントでさらっといってた 「今回はシドが中心になって動かしてた」っていう事実。ああついにここまで。 ここまできてしまうとうれしさ反面、ムックがシドに引き継いだようにまた後輩に引き継がれて・・・ っていう一抹の寂しさを背負うことになるのか私は。引き継ぐ前に、もう一度JACKに行きたい。 っていうかJACK名義になってからいってないんだよ! まだまだ続く。 ゆうやんのリクルートばりの、や、サッカー日本代表選手張りの(笑)スーツ姿に若干ときめく。 節操ないねぇ自分。ユキヒロさんにアポとったり、そっちで忙しいと思えば踊らされ歌わされ、 しまいにはsatoちにまさぐらて。大変な人です。 でも、ゆうやんが自ら動くっていうのが個人的には新鮮だったなぁ。 先頭きってるのってドラマーの会を運営してるぐらいしか思いつかんもん。基本イエスマンだし。 satoちは今回特別賞をあげたい感じですね。まぁ私あんましムックに関しては知らん人で、 漠然としたイメージで、達瑯→いじめっ子、YUKKE→いじめられっ子、ミヤ→まじめっ子、satoち→アホの子 って認識してるんですけど。あ、間違ってたら盛大にジャンピング土下座させてください。 でも間違ってる気しないの。 で、今回はsatoちの屈託のなさというか大物感が要所要所に折り込まれててほっこりしちゃった。 satoち牛乳では、金光さん張りに楽屋状況等説明してくれましたしね。 shinjiさんはライブの照明と相性がいい人ですよ絶対!彼が異常にライブでかっこよくみえるのはもう それしか理由が見当たんない・・・(素直にプレイがかっこいいといいなさい) だって、あの冗談としか思えなかった金髪もほらなんか、かっこいい。むぅ。 そうそう、シドのページのいっちゃん最初の4人それぞれのカットで見開き2ページの写真 あれ最高にかっこいいね。なんだろう、雰囲気?あぁ、個々が伸びてるって印象。 4人で仲良く1つじゃなくて、1の集まりの4。それはラルクをほんのり思わせるような。 まぁ、shinjiさんはたとえこの先おっきくなろうと自らが発起人になることはないんでしょうけど。 あくまで一人。でもその一人で作り上げる世界をものすごく楽しんで見てるギタリストがいます。 kenちゃん。 最初のほうの各バンドのライブ写真でのkenちゃんのソロカットがkenちゃんにみえないぐらい、 シャープでどぎまぎした。一瞬、だれこのDAIGOっぽい人って思った。 いやしっかし相変わらずtomoちゃんは快活な表情で鞭をふりまわすねぇ。 なんかあんまし隠微な感じがないので余計愛されやすいんだと思う。tomoちゃん。 たつひ嬢と組んでなんかできないかなって思ったりもする。だって、男ばっかりのなかの華よ。あの2人。 で、ここでようやくまってましたの金光さんの楽屋訪問の話。 誰しも突っ込みたいところをちゃんと突っ込んでくれるのが金光編集長のいいところです。 ハイディの豹柄コートはもはやJACKのユニフォームだとか、延長時間とその罰金についてとか、 達瑯さんの自由奔放っぷりが目に付きます。楽しそう。私の頭の中でトトロというかネコバスがびゅーん!と かけぬけてるような、そんな感じ。無邪気。 あ、無邪気といえば明希ちゃん?ケンゾをひっぱってあっちこっちあいさつ回り。 なんかものすごくお姉さんぶって・・・失言、お兄さんぶった行動。そりゃケンゾも思わず「明希さん」って いってしまう。これまた、あちこち一生懸命走ってる映像が目に浮かぶ。 明希ちゃんの屈託のなさと豪華絢爛の先輩方等にあてられて、ケンゾのクールな面がちょっと変わって ひたむきになるっていうのがいい。 オールスターズ、テちゃんがほんとに楽しそうだ。 そのテちゃんの密着レポ関しては最後に大事に大事に書かれておりました。 大事に大事に丁寧に文章を仕立ててくださったのはなんと、 これまた長いことラルクを見ていてくれてる元RRN編集長の田中学氏でした。 それだけで涙が出そうでした。 金光編集長という人はこうやってJACK IN THE BOXを本誌に大きくとりあげることで、 あるいは個人的にkenちゃんと密になることで、 だいぶファンの中で近しく感じられるようになった方です。 ですがやはり、メジャーどころのロックバンド雑誌の中でいち早くラルクに目をつけ近づき、 その道を追いかけ綴ってきた者に田中学氏の名をあげずにはいられないでしょう。 今は一ライターとしてお仕事なさってるのでしょうか。今回は一部編集も携わってるようで。 あの雑誌もぴあに明け渡した後散々だったからね・・・ ちょっとぽっちゃりした人。RRNのオフショットポラに必ずといっていいほどハイドと一緒にうつる人、笑。 でもけして、テンションだけで書き上げない人。 寂しさにあけくれそうになるのをきっと理性でこらえて優しく事実を伝えたであろう人。 長く見つめてきた人であるからこそ、長い間バンドを支えていた人のことを正しく思って書ける。 わかんないけどさ、私だったらここは一番文章として伝えたい箇所だと思うのね。思いを存分に込めて。 編集長にしたって腕がなるってものだと思うんだわ。 でもそこをあえて自分が書かずに彼に託したっていうのがさ、ね。実際はどうかわかんないけど。 彼がこのときのテちゃんのことを書き連ねるというのに、ものすごく意味を感じずにはいられなかったよ。 よんでたらなんだか、懐かしい感じがした。 金光編集長のざっくばらんな語り口調のあとの、多少ひんやり感もあるレポート。 この人はね、友達感覚を取り入れない。ライターとアーティストの線をちゃんと引いて そこに自分の思い入れをぐいぐい入れて人に押し付けるなんてことはしない。 その分、目で見た事実を淡々とそれでいてしっかりつたえる。 久しぶりにしゃんと背が伸びる思いをした。 どうしたって最近は人様のブログで思い入れと愛情たっぷりの文章を読むことの方が多いし、 それをやっぱり楽しいと思ってしまうから。そうすると、雑誌の当たり障りのないライブレポは 味気なく感じてしまう。味気ある文章ならブログでいいじゃんって そう思っていたけど彼の文章を見る限りだとやっぱりプロは違うなぁと思う。 読んでいくと徐々に気持ちが高ぶっていくのがわかる。 「いつも誘導してくれていた人がいない」 「ソイツが好きだった曲」 「新しいサイン」 「アイツに振ってばかりだった」 「アイツが寂しそうな顔をしていた」 数々のキーワードに胸を詰まらせよみました。 一番胸が詰まってどうしようもなくなったのは「戦友へ向けた一言」という言葉。 自分が以前ぽろっと言った言葉と同じ言葉がそこにあって、 恐縮ではありますが同じ思いを抱いていたのだと思うと変に高揚して その言葉を導き出してくれた彼に感謝しました。うん、嬉しかった。 ずっと見てきた人とおなじ思いでいられたのならね。 「アイツ、よろこんでくれたかな。」って口にするテちゃん。 美談も美談でおわるこのレポート。 こんな美談を仰々しくさせることなくまとめられたのは彼ならではこそだと思ってます。 むしろ私がこの記事を書くことで仰々しくさせました。すいません。 長く続ける一つの船のには長く支えるスタッフがいて、その背後には長く見つめるファンであり、 ライターがいて。年月がたって、それぞれ個人をとりまく環境は変われども おなじ一つの船の行く末を見ている。たかがとはいうなかれ、尊きことよ。 長い付き合いの人たちによって作り出された寂しくも温かいページを 私はこれからも忘れることなく何度でもページをめくるから。寂しくても、胸が詰まっても。 どうかこれからも見つめていってほしい。そして伝えてほしい。 尊敬と敬愛と感謝の意をこめて。 素敵なレポートをありがとうございました!