one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

おとなげない

  涙が出た。 最初っから泣きべそかきながら見るライブなんて初めてだと思った。 uverにはほんと、申し訳ないけど 最初のほうは、彼らのライブをみているというよりも 「ライブ」というものがなんたるかを客観的に見ては、もうこういった輝かしい空間を 作り出すこともその結果をみることもできない人へ思いをはせてないてたように思います。 客電が消えてわぁっともりあがり、メンバーが出てくると悲鳴へと変わる瞬間 シーリング全開でステージがぱぁっと明るくなった瞬間あらわになるお互いの表情、 彼らが愛される空間に、 ここまで打ち合わせと努力と馬鹿な頭を重ねるに重ねてやっとのこさつくりあげた空間に あの人はもういない。 袖からステージに向かう彼らの背をおし、帰ってくる彼らの手をハイタッチして迎える、 時にはPA席と楽屋の行ったり来たりを繰り返したり、やたらとこまごま動く目立つ頭の人だったから 何とはなしにみんな覚えていった、あのせわしない姿がない。 こんなに素敵なステージを、人が輝く瞬間をあの人はもう見れないんだ。 ラニバがどうとかJACKがどうとかじゃなくて、 あの人の目にあの人が力を注いで愛した空間がうつらないことがさみしくてつらすぎる。 イナズマにもいたんだってね。リーダーのつきそいかな? ほんと、フットワークが軽い人だからいつの間にか足浮いちゃったんですね。きっと。 ドラゴンボールの悟空みたいにさ、天界にいるはずなのにわりと下界に容易に足を運べる みたいな人になればいいよね。金髪だしさ、髪。万年サイヤ人。 でもさぁ、私みたいにずるずると浸りきっちゃってる人もいれば、よ。 知らないファンだっているんだよね、当たり前のように。 今日メールしていた人の中に一人「○○さんって誰ですか?」って聞いてきた子がいて、 そうだよなぁ知らなくたってライブはみれるよな、って思った。 事実さ、uverサイドのスタッフ陣に関してはスタイリストぐらいしか分からんよ。 その中の誰かがいなくなったとしても、私はその人がいたときといなくなった後とで 特に変化する気持ちなんてなくてライブを楽しむんだよ。それとおんなじだね。 知ってしまったが故の喪失感。 でも、知らなければよかったなんてことはないよ。 私は大人げないからこうやって書き出してます。 空元気の短いブログも音沙汰無いブログも人にもやもやを残す。 知っている人はみんなだれだって信じたくない思いを抱えては、信じたくないけど最期に見た姿を 思い出して真相を求めてる。でもほとんど事実だって確定しかけてる。 人は早々そんなに前向きにはなれんよ。 けど、それは悪いことじゃなくて、それはいつかはちゃんとケリがつく思いだからこそ、 とことん断ち切れるまで向き合うべきだとは思ってて。 でないと本当の意味で元気になれないからさ。 でも、事情で私以上に唾を飲み込むのもいたいぐらいの喉の痛みで、 それでもその唾をのみこんでいないといけなくて耐えてる人がいるから。 私は大人げないことをしました。