one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

VAMPSに感じたこと全て

  やー、首が痛い。肩にも鈍痛。 ひっさしぶりにキましたね。振りすぎ、挙げすぎ、踊りすぎ。 USJふんごい楽しかったです!!! チケット譲ってくださったRさん、本当にありがとうございます。 夏野外はやはり楽しかった。富士急思い出しました。 しかも今回は一人じゃなかったから遊べたしね!乗れたの2つだけでしたけど ハリウッドドリームライドとスパイダーマン。あ、首痛いのそれも原因の一つか。 もちろんドリームライドのBGMは「LOVE ADDICT」で! 並んでる最中に皆が手拍子しながらひょおおぉぉっと坂上っていく様子を見れたのも楽しかったし 実際自分が乗ってるときも楽しかったです。その後の恐怖なんていざ知らず。 あのね・・・、忘れてたの。もうずっと乗ってないもんだからさジェットコースターの怖さなんて。 や、怖さじゃないな。あの落ちるときのどうしようもない気持ち悪さ。 なんかもう、自分がどうにかなっちゃいそうな。逃げたくても逃げられなくて。 最初に落ちた瞬間、「あとこの悪夢(下り)が何回繰り返されるのやら・・・」とものっすごく後悔して。 でも、終わり際になると目瞑ってるのがもったいない気がして景色見ながら ひたすら内蔵の浮遊感を抑えるべく叫んでました。声、枯れた。 スパイダーマンは、思いのほか動きが激しかった。 ああいうの大好きー!動いてないのに動いてるようなやつ。 京都の太秦映画村やディズニーのアトラクションにもあったと思う。 車酔いする人は無理らしいけど。 これなら私あと5回ぐらい乗りたい、って思った!空飛べるような感覚が大好き。 USJ自体はライブ関係なくもう1回、まる一日堪能したいなぁ。 行かない?だれか、休日にでも。 さ、ライブですが、ね。1年ぶりのVAMPSだったわけですが、本当にね1年前の悶々とした 思いはどこへやら、よかったですよ。と、いうか野外っていうのがよかったんだわ。 たぶん、私ライブハウスでぎゅうぎゅうになりながらの肉弾戦は向かないんだと思う。 ライブハウスなら2階がいい。 今回、各ブロック、広さが結構あるおかげでライブが始まっても自分の周りはきちんと踊れる 空間があったし、まわりはもう好き勝手に乗ってたしで。私も好き勝手やらせていただきました。 あとね、やっぱりVAMPSの曲が1年前より格段増えたっていうことが大きいね。 それによって、見る側の動きにも変化が出てきたもの。 前は、特にHYDE名義の曲は、この曲のここで手を上げジャンプして云々・・・っていうのが がっちり決まってる気がして、やりたくなくても客同士密着してて 周りが飛ぶから自分も飛ばなきゃいけないっていう感覚でね。 逆に、ずっと手を上げていたいのにここはさも自己陶酔の場ですよといわんばかりに 棒立ちになっちゃったり、斜に構えて眺めてたり、で、自分の気持ちと周囲にずれがあって 楽しくなかったんです。もっといろいろでいいのになぁ、ってその2週間前に フェスの自由度を知ってしまっていた自分にとって、ことのほか寂しかったですよ。あの時は。 HYDEの時にあった「他を圧倒させる・飲み込ませる・世界観を叩きつけて酔わせる」 という雰囲気から、今のVAMPSの曲がもたらすのはとにかく馬鹿になってはっちゃけようぜ! っていういい年こいたオッサンの遊戯って感じで。 私たちはVAMPSに飲み込まれるんじゃなくて、VAMPSっていうお酒の力を借りて酔わされ、 本人たち無視して踊り狂っちゃってるんですよ。 ただ、時折歌姫だかストリッパーだかどちらかわかんないようなHYDEが「こっち見ろ。」って 出しゃばってくるもんだから、ついついそちらに目を奪われチップ上げちゃう、みたいな。 そんな、非常に軽いノリで。 観察眼で必死にならなくていいライブになりましたよ。VAMPSは。 そのお客さんの動きの自由度が如実に現れたのが実は、してやらかしたラルクの「HONEY」で。 問答無用、手扇子95%になるラルクのステージとは違いました。 手扇子のリズムよりはるかに速く手を振る人、手を上げずにひたすら腰を振る人、 野外フェスにいる人みたいに、手を上げるだけで振らずに足でリズムを取る人、 そしてやっぱり手扇子をする人、ほんとうに様々でした。それが私は無性に嬉しかったです。 みんなさ、どこかで憧れてると思うんだ。フランスのお客さんが見せた自由度満点な動きに。 でもそれができない日本人の血がある。それとの戦いだよね。いつだって。 そろってるのが楽しいって思う時もあるし、皆バラバラが楽しいって思う時もある。 最近シドのメンバーが富にいってる「一体感」とやらはどれにあたるんでしょう。 動きが一緒ってこと?そうじゃないよね、ステージに届ける「楽しい」って気持ちよね。 そう、お客さんから「楽しい」をもらうにはやっぱり曲の使いどころも大事ですね。 っていうのは、シドのセットリストと今回のVAMPSのセットリストを比較して断然HYDEのほうが 曲でのお客さんのテンションの持ち上げ方が遥かに上手だと思ったの。 そこはやっぱり大先輩であり長く客商売やってきた人なんだなぁと思いました。 ごめんね。シドが楽しかったのは事実だけど、「楽しい」って思えるところはぜんぜん違うし、 やっぱりアーティストとして、プロとしてその「楽しい」がどこにあるべきかを考えると VAMPSに感じた「楽しい」が妥当なのかな。 しゃべりが楽しくてもそのあとの曲に行きづらくなる、っていうのは考えものなのかもしれない。 「hikari」っていうアルバムは1曲1曲が独立してなりたってて非常に多様です。 けどそのデメリットっていうのがあって、それがライブで顕著に現れてしまっていたように思う。 まぁ、言ってしまえば曲と曲につながりがなくてテンションがその都度打ち切られてしまうのね。 ぶつ切り状態。だらだら続いたMCの後に入る曲の間の悪さが私には鼻についた。 なんだろうな、ここで客をぐわっと盛り上げる、ここで客をしんみりさせる、 っていう明確なテンションのもって行き方がないのかな。 全般的に「あぁ、マオにゃん歌うまいなー、すごいなぁ」っていうぼんやりした感情しかなくて。 私がシドのライブに関してあんまし曲の感想をかけなかったのは そこに大きな印象をうけなかったからかもしんない。残念ながら。 これがVAMPSだと書けるんだな。 たとえば、夕暮れ時、涼しい風とともにVAMPSがステージの真ん中に寄り集まって、 アコースティック.verで「SHALLOW SLEEP」と「SWEET DREAMS」を歌い上げる。 青白い陶器肌のHYDEとうっすら蒼くなった空にうっとりとして、メンバーがはけた後に流れた アメリカツアーの様子をみて終わる夏を切なく思い、え、この気持ちから私は次へ向えるのか? はしゃげるのか?と、不安に陥る。 その不安を断ち切るように流れたのがVAMPS 1st Album1曲目のインスト、「BITE」。 ここで私は感嘆のため息を漏らした。ように思う。あぁ、ここでこれ使うんだぁ・・・。って。 しぼんでたテンションがうねうねと花開き始める。それずるいよぉ・・・嫌がおうにも体は疼く。 さぁ、まったりタイムは終了だ!覚悟はいいか!といわんばかりに、しぼみきってた煩悩を たたき起こすように喘ぎ声を漏らす。 「SEX BLOOD ROCK'N ROLL!」また、馬鹿な時間の始まり。 ってな風に。ほんと、ここで格の違いを見せ付けられ、一人HYDEに感心してました。 すげぇなアンタ。って。 だからってシドが悪いわけじゃないのよ。その未熟さも愛してんの。 足りないものは他で埋めればいいんだから、今みたいにMCとかお客さんとの一体感とやらでね。 ただ、それに甘んじてちゃいけないよねって話。 私ら一応対価はすでにチケット代金というもので払ってるんで、 お客さん個人が盛り上がろうが盛り上がらなかろうがそれを自分たちのライブの出来不出来の 一因にしちゃあなりません。それすら対価にもらおうなんてはっきりいって不平等。 払った分は楽しませるのが本分でしょ? 今はそれでいいけど、足りない部分は他で埋めながら、でも、かならずそこは後で満たしてあげないと きっとそこで飽きられてしまうから。 何度も言うけど、未熟でこれからだっていうのも含めて好きなのよ。 なんかシドとVAMPSが入り乱れた感想となりましたが、次は覚書なんぞしようかと思います。