つついては抱きしめたくなる
「音楽と人」ではひっさしぶりにこれはツボだ!とおもうハイディのお顔を拝見できたとともに、
ひたすら届かないところをあがいて追いかけて刹那的に生きるハイディの生き様に
胸を打たれました。カフェで読んでたんですけどその場で雑誌抱きしめたくなりました。
ハイディに同じような悩みをうちあける明希もろとも。
なんですかね、先制攻撃的にインタビューで「俺らは自分がかっこいいと思う音楽作ってんだ、今のJ-POPに流れていない音楽作ってんだ。」っていう強気な発言しているのに飽き飽きしてたところに、
こういう若干弱気な発言が舞い込んでくると私の心が躍るのです。ごめんね。や、なんとなく。
だって、弱いところは誰しもつつきたくなるもんじゃない。
いつの時代も先人を追っかけて届かないのがセオリーなのよ。だって同じ人にはなれないもの。
「憧れ」にゴールはなくて、ただ、実はちょっとそことは違うゴールについていて、
それが別の誰かの「憧れ」になってるんだとおもう。
デッドエンドに憧れたハイディが明希の憧れになるように。
切ないけど、決して憧れが色褪せて次の世代にわたっているわけではないと思う。
尊重しあって成しえるバンドと、意思を貫き通すバンドと。2つがあって、だな。
この2つをこれほどまでにバランスよくやれているっていうのは、
意志を貫くにしても尊重するにしてもそこに強烈な客観性があるからなんでしょうね。
さて、次回はアルバムについてお話します。ちょうど発売するしいい頃合いだ。