one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

ワンダーワールド

フェブラリーじゃなくてヘブンリー、ですね。はい。 アルバムかって来ました。Tommy heavenly6ニューオリジナルアルバム 「I KILL MY HEART」 私の心を殺す。 ヘブンリーの人格って、「私はフェブラリーに対する反骨精神の塊よ!」っていうダーク主張の強い 女の子、なのではなくて 「私はいったいどこにいるのかしら」っていう迷いから出たもやもやの塊みたいなもんなんだと思う。 本来はね。対比、として反骨精神だとか影の存在として確立しちゃったんだけども。 思えばさ、ブリグリ休止してTommyがフェブラリー名義でソロ活動初めて、あの1stシングルの 曲出したとき、私正直好きじゃなかったもの。とげがなくてまだるっこくて冴えなくて。 や、そういう女の子を応援するドリーマーな女子がテーマなんだろうけど、私は好きじゃなかった。 今ではすっかりあの曲カラオケでのオハコになってるけど。 たぶんさ、フェブラリー始めたころ私と同じような感覚をもった人って少なからずいるんじゃないかな。 Tommyはフェブラリーをやっていく中でその声をたぶん聞いていて、 迷いの渦にはまっていったんだと思う。 ブリグリのTommyも私、フェブラリーのTommyも私。どちらも好きなもので私。 それが私じゃないというなら私はどこにいるの?この間逆の世界? 暗い暗い影を宿した女が私だというならそれもやってやる。 で、ヘブンリー誕生。みたいな。私の勝手な御伽噺です。 だから、初期のヘブンリーってそこまでダーク一直線!でもなかったんだよね。 「LCDD」みたいな明るいさわやかな曲もあったし。このどっちつかずーがヘブンリーの原点。 (本人が今回のオリジナルアルバムのことをあっさり「ブリグリっぽいよねー」って いってるあたりがおもしろい。) が、思いのほか(たぶんフェブラリーより)評判が良くて今日まで続いて ちょっとダーク色が強くなっちゃった、と。 今はきっとヘブンリーの人格にも迷いが出てるのよね。 じゃあ、Tommyってなんなのよ、ってわけで。 私は「迷い」と「モラトリアム」が結局は彼女に一番あったテーマなのかなぁっておもってます。 「あれもこれも私なのにあれもこれも私じゃないといわれて、どこに行っていいかわかんないし それならしばらくおとぎの国で閉じこもっていたいわー」をけだるく歌うのが彼女にあってる。 「どっちつかず」が一番似合うの。 でね、でね!初回版にDVDがついてるわけですが、1曲のPVにフェブラリー版とヘブンリー版が あるのです。これが超かわいい。 「Wait For Me There」ではアリス服きてるんだけど彼女ほどアリスの格好が似合う人はいないね! ヘブンリーとフェブラリーではメイクが違うのはもちろん、はいているソックスがボーダーと白タイツという違いがあったりと細かな変化をつけているところが愛らしい。どちらも本当にかわいい。 そうそう、わたし誰の服装お手本にしたいかっていわれたらTommyなんだよな。 ゴスゴスしてるわけでもなく、完璧ロック!でもなく、ざっくりワンピース1着、とか。 ちょうどいい塩梅なのです、いつも。まさにどっちつかず。 以上、シングル曲が入ってないアルバム、ということでファンにはお得感満載超お勧め。