本読みの本望
鈿よみおわって、ちょいちょいジェネラルルージュの伝説読みつつ、
ついにとってしまった黄色い表紙。ついに、バチスタを読み始めることとなってしまいました。
しゃーないよ、だんだん白鳥っていうキャラが楽しくなってきたんだもん。
と、いうよりあべひろしの強烈なイメージと小説のキャラが乖離してきてくれたことにあるね。
なんか小説の白鳥はちょこまか動く、よく走る小デブってイメージだ。
上から威圧して見下すより、下から見上げて鼻で笑ってその場を蹴散らかす感じだ。
田口先生があてはめたゴ○ブリもいいえて妙です。
次はもうイノセントゲリラ読むって決めた。それからブラック・ペアン、あと極北クレイマー、ひかりの剣
こうなったら全部読んでやる。
あー、この1ヶ月で書籍代5000円軽く超えてしまった。雑誌以外でこれだけ本買うのも久しぶり。
ほんとは今日こそ遠くに旅に出たかったのですが雨振ってるしやめた。
広い図書館に行こう。そうしよう。
バチスタは田口先生の1人称なのね。一番最初によんだジェネラルルージュが3人称で、そのときの
田口先生の印象がおどおどした完璧受身人間、うっすーい人柄ってイメージだったんだけど
こうしてバチスタ読みはじめるとけっこうあけすけに物言う喰わせもんだなってイメージが変わった。
自分の意見がない人かとおもいきや、普段は口にしないってだけの人なのね。
ひとたび決壊するとある意味白鳥よりひどい。ときどき悪意なくぽろっといってしまうから。
この1人称と3人称と作品によって変わるのも、「文体がころころ変わる」のひとつなのかな。
読みやすいのは1人称、だけど田口先生みたいな「ちょっとやっかいごとにかかわりたくないんですけど・・・」って態度の人間が
主役であるとするなら私としてはこのシリーズは3人称が望ましい。
螺鈿は青年、大吉君の1人称だったんですが、どんどん事件にはまっていく様と自分自身が本を読んでいてのめりこんでいくという2つのシンクロ度合いがよかった。ので本当さくさくよめました。
そうだ、大吉君と田口先生ってちょっと似てるところがありますね。
基本は聞き上手、それから落第生、最初は乗り気じゃないけど気づいたら渦のど真ん中にいる。
大吉君は若さゆえの攻撃性があるのに対し、
田口先生は裏をはらんだしたたかな攻撃性を秘めている。
2人とも白鳥の助手には最適だと思います。非常に。
ジェネラルルージュの伝説をちらりと読み始めてびっくりした。
事前に「ナイチンゲールの沈黙」と「螺鈿迷宮」を読んでいていて良かったー。
へー、あの人がーこうだったのか、っていうことが判明。
こうして既に読み終わった本をもう一度読み返してみたり。
まぁ、作者もいきあたりばったりでつぎつぎ人のつながりを作っていってるんだと思いますが
こういうつながりを発見してわくわくするのってもうファンですよね。えぇ。
それでわくわくどきどきしたらもう作者の術中にはまってるんですよね。
作者の本望に従えて、私自身も本望です。
人がいいって思ったものを読んであぁ自分もよかったって思うのが本望なのか、
作者がたくらんでいること、作中に潜ませた伏線に誰よりも早く、真実が展開される前に気づくことが本望なのか、
作者が意図したこと以外の面白みを見つけることが本望なのか、
はたまた作者が意図したこと、表現したいことをひっくりかえしてこの方が面白いのに、と揶揄することが本望なのか
本の楽しみ方なんて人それぞれでしょうけど、私は作者がおもしろい!っていうところに自分も面白い!って思えたときが本望です。
もちろん先にその作者の意図を知るんじゃなくてあとで気づくパターンね。
先に知ってしまったら予定調和の面白みしかやってこないし、あぁ、ここが面白いのねふーん。になってしまうからね。
大丈夫、私はあら捜しなんて巧みなことできない人ですから。
あら捜しをする人のパターン化されたやり口に棘を指すのは好きですけれど。
コメントはもういらないでしょう。削除に疲れました。
あーいう迷惑コメントたまに見ると大笑いするんですけどね。
そんなうまい話があるかってね。快楽で金なんぞ手に入りません。
あ、ただ、たまにお声がほしいと思うときがございますので拍手つけました。
よろしければお相手してくださいな。
広告はいらないので消しました。
そんなに高速にする必要もないしがないテキストブログなので大丈夫でしょう。