one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

あの夏が懐かしい

  夏に聴きたい音楽、ってありませんか? 久しぶりに車の中で聞く音楽を変えようと、車中に入っていたCDケースを持ち帰って いろいろ入れ替えてみましたところなんとなく新鮮な気持ちになりました。 この前エルレのベストアルバムをお店で試聴して久々に聞きたくなったり、 MUSICAのVAMPSリハ独占取材で「GLAMOROUS SKY」がリストに入っていたとか何とかっていう 記事を見て久しぶりに美嘉さんの「GLAMOROUS SKY」が聞きたくなったりと 特に夏とは関係ないものも入ってますが。あ、でも夏ごろには出てるか。 買ってはみたけど2,3度聞いたきりのコールドプレイを今聞いたらどう感じるんだろうか、とか。 今聞いたら何かが違うかもしれないという期待をよせているものもある。 でも、大概聞きたくなるのは「あの頃がなつかしい」といいたくなる曲なのです、夏って。 たとえば、kenちゃんの「Speed」を聞くと、ラルカフェにいってその夜上のアプレシオで寝泊りして 朝イチで整理券とってまたラルカフェ入ったり、気の向くままにアキバにいってみたりしてた あの自由奔放な大学生の夏休みが懐かしい・・・って気分になるのです。 kenちゃんがあの夏へと連れてってくれるのです、私の手を引っ張ってね。 それから、Sugar Soul feat. Kenjiの「garden」 これは、中学のときにさかのぼります。体育祭、文化祭の準備真っ最中! 生徒会連中はDragon Ash好きが多くて、たしか体育祭の全校生徒で踊るダンスも 彼らの曲になって。まぁ、私は生徒会にいつつもその端っこであくせく地味に働いてた方なので 大して目立ったことはやってないのですが、それでも学ラン借りて踊るぐらいのことはしました。 学校の中庭でそのダンスを一生懸命友達に教えてた頃、ちょうどオリコンのランキング 3位ぐらいにいて、ミーシャでもないし宇多田でもないし誰だろう、って思ってたんですよね。 で、まぁ学校で騒いでるDragon Ashのフルヤケンジがいると。ふーん。と。 あと、歌ってる人がちょうどこの時期に来てた教育実習の先生にも似てたんだった! ちなみにその教育実習の先生は今プロの歌手です。地元出身びっくりー! 話しそれましたが「garden」、すごく好きですね。今でも。 まぁこの曲限りでしたけど。この曲聴くと、直接関係はないけど中学校の中庭を思い出します。 浜崎あゆみ「A」 これ結構売れましたよね。4曲はいってるの。あとリミックスがどっさり。 Suger soulの「garden」と同じ時期にでてました。 その頃友達とカラオケに行くようになった時期で。友達もこのシングルを聴いていて、じゃあ 4曲あるからそれぞれどれ歌うか決めて今度カラオケ入ったら歌おう!なんて話してました。 私が担当になったのは1曲目の「monochrome」で。 正直2曲目の「too late」がそん時一番好きだったんだよ!笑 じゃんけんで負けてSPEED好きの友達にとられた。 で、しぶしぶ家の屋上で練習して。 けど、あのけだるい夏の暑さの中で、4曲中もっともけだるい曲を聴きながら 歌うっていうのがだんだん気持ちよくなってきて。 あと、多感で心動かされやすい時期の私には曲中の「私はとても強いから」っていう何気ない 歌詞がいたく心に響いてね。結果、ものすごくこの曲が好きになりました。 屋上でのけだるい夏、グレーゾーンの心境、描く自尊心。かっこよくまとめようとするとこんな感じ。 そういや、中学生のときの体育祭のダンス、隣のビル屋上で曲流して友達と踊ってました。 家とお隣さんのビルがまったく同じ形状の建物でほぼつながってまして。 柵で区切られてるんだけどそれをのり超えてね。隣のほうが何も置いてなくて広かったから。 なかなか阿呆なことしてました。それがただただ楽しかったなあ。いい思い出。 この前、屋上においてあるじいちゃんの盆栽のほとんどを、じいちゃんとばあちゃんを診てくれていた お医者さんに譲って、にぎやかでせせこましかった屋上がすかん、と広くなりました。 オカンが自分で面倒みるといったもの以外、今は何もなくて。 今なら屋上で4,5人踊れます。が、ちょっとさみしいな。 「さくらんぼの実る頃」 「時には昔の話を」 「帰らざる日々」  さ、この3つタイトルをみて分かる人、いますか? 「紅の豚」の曲です。上2曲はジーナさんが歌ってる曲でもうひとつはインストなんだけど 「紅の豚」の劇中曲として結構印象の強い曲、聴いたらたぶん「あぁ!」って分かる。 世間はポニョポニョいってますが、私はとかく夏になるとこの曲が無性に聞きたくなります。 特にこれにまつわる思い出なんてものはないんですが、 この曲がもつイメージが「あの頃がなつかしい。」でしょ。 だってフィオがいってるもの。「あのアドリア海の夏が懐かしい」って。 みんなで集まってわーっとやって、お祭りがおわればそれぞれに散っていく。 その切なさといったらない。たまに集まって思い出話をしても、あの頃と比べて自分も周りも 変わっていて戻れない。帰れない日々。 そういやL'7の帰りがそんな感じだったよ。 3万5千人が集まってわーっとやって、それぞれに散ってく。 けれど、帰りの電車で同じようにライブにいった人たちが幾人も乗っているので そこでもまだ仲間意識だったりライブの余韻が残っていてさみしさはこみ上げてこない。 けど、そうしてるうちに自分が降りる駅についてしまって。 離れるときがきた、さらば同志!と思ったらこんな片田舎から同じ地へ向かっている同志が 意外にも10人近く(しかも男性ファン多め)いて。 しかも、会場でチラッと見かけて印象に残っていた子が同じ駅で降りていて、 嬉しくてはしゃぎそうになったけど、だれもそこで声をかけることはなくみんな無言で散っていく。 さっきまで同じ空間にいてわーわーやってたのにもうあのときには戻れない。 これからみんなそれぞれの生活に戻っていくんだ、っていう切なさがこの「紅の豚」の祭りのあとと 一緒なんだ。だからか、今年の夏は余計にこの「紅の豚」の曲が沁みる。 「時には昔の話を」のイントロ、そして1番サビの後に入るピアノの音が特にぐっときます。 カノンを思わせる音。 夏に聴きたい音楽、ありますか?