one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

虹を追いかけ雨を待つ

  春過ぎて初夏と呼ばれる季節で、もうすぐ梅雨となりますが んー、1週間前ぐらいまではちょうど良い心地よくて、 風に沿ってどこまでも歩いていきたいぐらいだったんですけれども。 ちょっと日がたつと、もう羽虫が夜自動ドアの前に群がるぐらい暑くなってました。 いつだって心地よさや安定した時というものは一瞬で、風が吹けば一気に季節が流れます。 虹も一瞬の出来事。追いかけて逃げて追いかけて逃げていつの間にか消え。 風が吹けばラルクはあっちへいきこっちへいき、です。えぇ、そういうことです。 というわけでいかがお過ごしでしょう、皆様。チケットは届きましたか。 東京まであと1週間。 私は無難に3塁席。友達が取った大阪初日がまさかのアリーナ最前列。 いかないんですけどねその日。 友達もいけなくなったらしくて結局譲ることになりました。 ど畜生。 大阪2日目、最終日の席は2人とも無難に3塁席下段でした。求む!サブステージ。 さて、虹はこのさき3年見れな・・・おっと、まぁめったみられないものですし、 この先よくお目にかかる雨の話、ACIDMANの話をしましょう。 たぶん、私が彼らを好きになったのは虹と繋がりがあるから。 虹と雨は友達だからー!なんてメルヘンなこといってみますが たぶんフルーツポンチの村上さんのせいだと思います。いるよねああいう人。 先行予約取り忘れたんで一般でとろうと思ってますACIDMANの大阪公演。 お隣の県でのライブはソールドアウト!残念。 で、大阪。実は今日の10時から一般発売開始。で、とれました! 7月6日のZEPP大阪にいきます。 4月に出たアルバムが本当に良くて、良くて・・・ あぁー本当にここまで好きでいてよかったなって思います。 ラルクの次に長く愛している人たちなので。 好きなアーティストはたくさんあれど、 好きでいてよかったって思わせてくれるのは今のところこの2つのバンドだけです。 激しい波が、怒涛の音が続くんだけれども、 必ずアルバムの中で1曲ぽーん!と救われるような曲がありまして。 それをきくと、だーっと体の中の汚いものが洗い流されるみたいになります。デトックス効果。 で、シングル曲ってだいたいシングル発売のときに聞いてて普通聞き飽きるんだけど、 ACIDMANの場合そのシングル曲っていうのが「救いの曲」になってることが多くて 何度聞いてもうわぁああってなります。3枚目のアルバム以降そんな感じですね。 「イコール」「水写」「ある証明」「スロウレイン」「プリズムの夜」「式日」等々。 ちょっとさかのぼってアルバム聴いてます。 「Loop」と「epual」の頃が正直大木さんがブチ切れてる感があって、歌い方も荒っぽくて ちょっと苦手だったんですが、改めて聴くとそれも生々しくていい。 そんな中でも救いはあるしね。うん。 「イコール」での、周りの音にいまにも溶けていきそうな大木さんの声が好きだ。 「アイソトープ」は、私は英語でいいと思うけどな、鹿野さん。 感度のいい人、感受性が強い人、ライターさんあたりは「Loop」好きが多い。 確かに、「ブチ切れてる=感性が一番鋭くなってる」ともとれますからね。 聴く人によってはさぞや芳しい音となって耳に届くのでしょう。 私はそれよりちょっと落ち着いてる大木さんが好きだけれども。 あ、「暁を残して」もなんだかんだでいいなぁ。そもそも「暁」って言葉が好きだからなぁ私。 「造花が笑う」、ファーストアルバムの2曲目。あぁ、若い若い。 メロコアが当時はやってて、あぁ彼らもメロコアバンドなのかと思いかけたこの曲。 「赤燈」。わすれもしない。CDTVの今月のオープニングテーマではじめて聞いて 不思議な歌詞と空気のような声に釘付けになった日のこと。 まだ、邦楽ギターロックもフェス系もさほど浸透していない中で、「あ、こういう音好きだな」って いち早く思わせてくれた。それが今やすっかり飽和状態。時代の流れは早いもの。 「バックグラウンド」という曲がギターロックファン、V系ロックファン双方に対し 失礼を承知で言わせてもらいますが、V系ロック好きの人に好まれそうで 一際異彩を放ってました。もちろん私は好きでした。 暗いの好き、重いの好き、多感な年頃の私だったから。今も好きだけど。 そして、現在に戻ってくる。最新アルバム「LIFE」。
LIFE(初回生産限定盤)LIFE(初回生産限定盤)
(2008/04/16)
ACIDMAN

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アルバムには毎回必ずどこかに救いの曲があると、先ほど書きましたけど、 このアルバムは全曲通して光に包まれてるような救いが受け取れるんですよね。 1曲1曲が悲壮と歓喜と期待を併せ持ってる、光と影を持っていて。 世界はそれでも美しい。 と、ヘッドホンから流れる「REMIND」をきいて何の迷いもなくそのフレーズが出てきました。 「REMIND」は音で自然と涙がつつーっとでてきます。 叫ぶのね、音が、頭の中で。歌詞はぜんぜん違うんだけど音がうったえてくるのね。 「世界はそれでも美しい!かくも美しき世界!かくも悲しき世界!だが、悲しくも世界は美しい!」 その美しさというのは4曲目の「FREE STAR」にある「残り僅かな光」であらわされてるように思う。 そうして、「僅かに残された光を集めに行こう」というフレーズに悲しみと希望が集約されるのね。 このフレーズ聴いた瞬間、ぶわっときました。 鹿野さんが先月のMUSICAのインタビューで大木さんに「よくぞこの曲を作ってくれた」と 「FREE STAR」大絶賛してましたが、こればっかりは私も鹿野さんに賛同します。 というかよくぞこのフレーズを持ち出してきてくれた!って感じです。本当に。 「ストロマトライト」は新しい!って思いました。 ACIDMANの中ではねってだけで、他でやってる感はありますが。でも好きです。 しかしタイトルが分かりにくいな。言おうとするとどっか1字抜ける。噛む。 思い出そうとすると「サトマライト」になる。もういいや、「サトマライト」って呼ぼうこの曲。 「金色のカペラ」が聴いていてわくわくします。 というのもさっき話した「バックグラウンド」と同じ匂いがするのです。 最後の畳み掛けるような4行のフレーズが好き。 大阪、ひとまずライブ決まって一安心。 ACIDMAN、一度野外で聞いてみたい。フェスか。