one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

そういえばそんな日

  ハッピバースデイトゥーユー ハッピバースデイトゥーユー ハッピバァアアアアスデェェェイディアteっちゃああん ハッピバースデイトゥーユーウゥゥゥ ラニバの時一人ハイディから歌われることの無かったテちゃんに私が愛をこめて歌いましたわ。 思うんだ。あの時ハイディが「いいなぁー誕生日」と言っていた傍らで、 「いいなぁーhydeに歌ってもらえて。」と胸の内でハンカチかみ締めてたに違いないと。 そんなテちゃんのなかなか報われない愛もひっくるめ、私はこの先もテちゃんの味方です。 テちゃんもやっと他メンバーにおいつきまして、さんじゅうはっさい。足並みそろいました。 大船をひっぱり、でもどこか他メンバーが手を差し伸べて守られてるようなそんなリーダー。 壊すときはその手でお願いね。貴方だったら納得がいく。 さ、RNMも買ったことですし、またも私はテちゃんのインタビューに関して弁護を図ります。 インタビュー前に田中編集長が既に弁護してますがね。 っつーか、「彼は僕の座っているソファの隣に腰を下ろした」って、ロングソファに男二人並んで座ってインタビューしてたってことですか編集長。 そんな長い付き合いの彼でさえ、インタビューで戸惑う。 戸惑うけど、返ってくる答えはいつだって真っ直ぐ。余白はない。 私たちはどちらかというと、「こういう風にも考えられる」なんて国語の授業みたいな 余白のある考えが好きで、そう考えるとハイディやkenちゃんみたいな 豊かな言葉にどうしたって愛着を感じられずにはいられないんだけど ブレが無いって、仕事をする上では一番大事な気がする。 あいまいな判断とか確固たる証拠がないものって信用されないって、今は身に染みて分かる。 一般市民の私にとって、一人間としての彼を見たときは「この、ブルジョワがあぁ!」って ちょっといらっときたりズレを感じるんだけど、仕事のプロとして見たら 「確かに。」って納得する。それが最近のテちゃんのインタビューに思うこと。 しかしまぁ、今回のインタビューは「そうかも!」って目から鱗がぽろっと落ちる内容が結構あった。 「サビでファルセットに切り替える曲はラルクが流行らせたんじゃないかと思う。」 そうそうそう!そういえばそうだよ。私がなんとなく好きになる男性アーティストも サビでファルセット使ってる!似たようなの好きになってるなって気がしたら 確かにそこらへんはラルクが先頭きってたような。 ちょっと話飛びますが、最近、イケメンって言われる人のほとんどが どことなく中性的で女装もいけるって感じの人が多いと思いませんか? 母が最近のイケメンと呼ばれる人に対して、 「イケメンっていったら昔はもっと髪がさっぱりしててさわやかで体育会系のイメージだったのに…」 って異議を唱えていたのでそう思ったんですけれども。 ちなみに、母は前髪が眉間にしゅるっと垂れているあのスタイルが気に食わないらしい。 で、話を戻しましてこの「中性的」といったキーワード。男性アーティストにおける メロディラインの流行もこれにのっとってる、と思うわけです。で、何を持って 「中性的」とするか。それがまさに、「ファルセット」なのです。 世の中全体、さらっとジェンダーフリーな流れが強くなっている、 というより、男性が女性寄りになってるこの流れは、ラルクがっていうか ハイディが作り出したと言ってもいいんじゃないんですかね。 ハイディはかなり時代を先取ってことですね。それこそ16年前から(笑) テちゃんみたいなベースを弾く人が増えた、というかメロディアスなベースや ベースが目立つ曲が好まれるようになったのもラルクの功績ありきかな。 きっと、そこかしこで密かに影響与えている、はず。なんだけど本体がなぜこうも マニアックな印象をもたれてしまうのか。永遠のジレンマだよコンチクショウ。 テちゃんだけじゃなくて、kenちゃんも以前SSTVのライナーノーツ(SMILE期)で、 96年ごろは小室全盛期でそれをどう超えるかが課題、それからバンドが全盛期をむかえて、それからヒップホップの流れが来て今は何がどかんときているのかよくわからない、 と非常に時代をよくよみとってる発言してました。ユッキーは打ち込みや 編曲に感して今人気がある音に詳しいし、ラルクは時代の流れに乗ってるとはいえないけれど 時代の流れはそれぞれに的確につかんでる。 「いい曲ばっかり集めてもいいアルバムになるとは限らない。」 「派手な色ばっかりの色鉛筆、24色もいらないじゃないですか。」 すっごぉぉぉぉおおおくよく分かります。 その感覚、テちゃんの衣装に反映されてるのかどうかは謎ですが。 たぶんね、自分でベストアルバムを作るってなったときに本当に自分の好きな曲ばっかり入れたら きっと同じような曲調ばっかり集まって飽きますよ。1回聴いただけでお蔵入りするでしょう。 全部プラスで10になるより、プラスマイナスして最終的に10に収まるのがいい。 バランス、ですよね。 なぜ私が特別この曲が好き!っていう曲がない「REAL」が無性に好きかって 足し引きの加減がいいからですよ。全体的にダークトーンでグラデーションされた色鉛筆ですが。 最初からこんな風になるなんて思いもせず、響きだけで「ラルクアンシエル」と名づけた はずなのにね。今は「色鉛筆」がしっくりきすぎてる。 何度も同じこと言うけどこの後付けマジックがとても好きよ。 テちゃんのインタビューはこのぐらいにしまして。 ハイディはどこまでも気遣いっ子だと思った。空気読む子だと思った。 テレビやラジオで空気読めてない発言してても、バンドの中では誰よりも空気を読んでるよ。 「誰かが調子悪いと自分が煽ろうと思って」とか (歌が力んでて下手でもライブなんてそんなもんと思ってたことに対して) 「メンバーに申し訳ないなと思い始めて」とかさ。あぁ、健気だ。 ハイディにとってはメンバーを思っての行動なんだけど、 実はしかとこちらが気にしていたことも解決しれくれてんのよね。 ライブやテレビで音はずしてることが多くて、「生は下手」扱いされてることに対して、 「そんなもんだ」と思いつつ、どこかで「きちんと歌って欲しい」という思いがあったでしょ? そこにハイディが気づいてくれたっていうか真剣に取り組んでくれてることが素直に嬉しい。 ほんと、16年もたった今やることじゃない感じなんですけど、笑 今回の新曲に関して、ハードだけど逆にそこがキャッチーって言うのも大いに納得。 アニメだからってポップにすることがキャッチーな曲になるんじゃなくて、 そのアニメの世界観にあわせた曲調にすることが後にキャッチーな曲と言われるのでしょう。 BLOOD+の3期OP(UVERの曲)ってまさにそんな感じだったような。 そう、このはまり具合と今回の曲のはまり具合って似てる気がする。 ハイディによると「KISS」はポップ?えー。 もうこの年齢のこの人から発されるこの単語にはしどけなく色気の漂う 大人の匂いしか感じられないんですけどー。 まぁ、AWAKEの硬質感に比べたらいささか砕けた感じはありますが。 先ほどテちゃんの愛が報われないなんて書きましたけど、 最近ちょっと報われてる気がすると、ハイディのインタビューを読んで思いました。だって、 パンクのアルバムに感してテちゃんだけじゃなくてハイディも本気になってきてるから! よかったねテちゃん。 ラニバで「もうちょっと違うことしゃべりなよ」って言ったのもさ、 違う発言を求めているっていうファンの思いを組むと同時に、MCのボキャブラリーを 増やすことでテちゃんはもっと愛される人になるのになぁっていう ハイディなりのテちゃんへの気遣いでもあるんだよ! そんな愛もあるんだよ、テちゃん。愛の鞭だよテちゃん。