one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

とろろ

  書こうと思って書いていなかったことを吐露していきます。 脈絡ないので適当にお付き合いよろしくお願いします。 年末。なんだかんだ文句言いながら紅白をみて即TBSに切り替えて CDTVの年越しニューイヤーライブを眠くなるまで見るのが私の中での定番となってます。 紅白は出場歌手の歌唱力や紅白を盛り上げようとする貢献度は以前に比べたら ずっと良くなってると思うのに大体皆「ぱっとしなかった」って言うんですよね。 「実力はあれど華がない」のが今全盛期を迎えているアーティストの特徴なんでしょう。 華があるアーティストは断ってしまっているのもありますね。 オカンはスキマスイッチをみて「お兄ちゃんの車の中でCD聞いてるだけの方がよかった」 といってました。 よりリスナーに近いところにいる、素のままの言葉と歌とトークとみてくれ。 愛しやすいけど、やっぱり違うところがないと目を惹かない。 音楽だけで勝負したい気持ちは分かるけど、せっかくあるんだからその体フルに利用すればいい。 アーティストだけど突き詰めればエンターテイナーであることを忘れず。 自分を魅せる音楽をやって欲しいなと思います。 常日頃思うけど、「歌が上手い」だけじゃ残れないですよ。 結局どういう人たちが残るかって言ったら自分を演出、プロデュースできる人なんですよね。 歌以外にも人がアーティストを好きになる要素はいっくらでもあるのだから、 自分はその中のどれを伸ばしていくのかを冷静に考えることが大事だと思う。 あとは達成に向かうための貪欲なまでの集中力。 それから、紅白は親子で見て「世代を超えて通じ合う」ことを目標としてるみたいですけど 無理だと思うんですよね。だって、そもそも売り出す時にある程度購買層を絞って戦略を考える「ターゲットマーケティング」を行ってるわけでしょ? どの人にも売れるものを作るのは大変で、結局みんなの希望を聞こうとするとみんなの希望から一番離れた中途半端なものが出来上がってしまうんです。 だから、ある特定の人たちに自分たちが目標と定めた数量さえ売りきれればOK っていう考え方が無駄もなくて、より良い物が作れるというわけです。 ただ、これってものすごぉく視野が狭くなるんですよね。 とことんディープな世界に入っていっちゃうんです。 CDやその他の製品におけるメガヒット現象が最近見られないのは、 こういった「ターゲットマーケティング」がもたらしたものだと私は思ってます。 知ってる人はものすごく知ってるけど、知らない人は全く知らない。 この差を紅白の小手先の演出で埋められるかって言ったら…無理ですよ。 逆に、どの人にも売れるものが今少ないから、たまにどの人にも売れる物がでてくると メディアはこぞって褒め崇め奉ります。 どの世代にも売れる音楽は、どちらかというと若い人が年齢層の高い方に合わせてますね。 散々いってますが、紅白はちゃんと見てると放送される前にあちこちで言っていた コンセプトや企画意図をちゃんとクリアしてると思うんです。 2006年は「家族愛」がテーマで、出場歌手を減らしゆとりある番組進行、5分1回の見所。っていうのを掲げていたわけですがそれを念頭に番組を見ていると、 岡村さんがでてきたところで、あぁ、これがその5分に1度の見所のひとつなんだな、と思い。 ゴスペラーズが昼ドラ効果でわりと売れた自分たちの曲ではなく「ふるさと」を歌い、 それに対しアンジェラ・アキが「Home」を歌う、なるほど「家族愛」ねぇ。と納得し。 ゆとりある進行のためのベテラン司会者のSMAP中居君に、 2005年初司会ながら堂々とした立ち振る舞いをみせた仲間さんの2年連続の司会。 2005年のみのさんの時は、あの人自分の意見が強い人だから 裏では大変なことになってたと思うんですよ、それにあまり若い人を知らない。 数字取るためにがっついてる感じがしたあわただしい司会だった。 それにくらべると中居君は歌番組やってるぶんまだ若い人のことも分かるし、 年上の方々に対する配慮もなってる。この辺のバランスのよさが視聴者が 落ち着いて紅白をみれることへと繋がっている。 NHKのアナウンサーはおちついてるかもしれないけど進行役を勤めるにはいささか華がない。 あの2人の組み合わせは「おちつき」と「はなやかさ」が適度にあって良かったと思う。 等々、意図を感じて、突き詰めているうちにだんだん制作陣の味方になっているんです。 つまらなそうにみる叔母に、「あれはこれこれこういう意図があると思うんだ…」と 一生懸命説明する自分がいます。 ぱっと見ておもしろいかおもしろくないか、番組内容に対する評価はこれが 一番適切なんだと思いますが、意図をつかむことで感じる面白さもあるし、 それを分かった上で判断して欲しいという思いもあります。 とにかくね、出場歌手の華やかさが欠けている分、それを補おうと必死で がんばってるのが今の紅白です。それが見苦しいといわれたら終わりですが。 これもまた援護になりますけれど視聴率が下がるのは番組がどうのこうのではなく、 単に見るものの選択肢が増えたことによる自然な流れなんじゃないでしょうか。 衛星放送やスカパー、ケーブルテレビ、テレビじゃなくてもネットで何かを見たり、もしくは自分の好きなDVDをみたり、ラジオを聴いたり 以前よりはるかにチャンネル数もメディア媒体の数もおおくなってますからね。 メディア媒体が増えれば、其々の趣向も当然ばらついていきます。 何も「年末は紅白」に縛られることはないのです。 視聴率が番組の内容を評価する物ではないと思います。見てからの満足度、反響の度合いを 図るべきだと思うのですが。分かりやすいですからね、視聴率は。 なんか紅白の話で異様に長くなりましたが、そのあとのCDTVの話にうつりましょう。 aikoはあんまし好きじゃないけれど、このニューイヤーライブのときの彼女だけは 無性にかわいらしくて好きです。もう、5,6回このライブに出てるんですけど、 最初は確か普通にあめかなんか投げてて、申年あたりから干支のぬいぐるみを投げ始め、 酉年からその中でも特別でっかい干支のぬいぐるみを投げるようになりました。 あれがかわいいんだよー。今年は猪で、投げる前に猪のぬいぐるみに乗って 「ディープインパクト!」ってやってた。 今年はELT紅白でなかったねぇ、さみしいわぁと思っていたらこちらにでていました。 わぁーい!いっくんだ!いっくんは見てるだけで笑ってしまう。 あの人もちこさんと10歳違いで今38歳だったと思う。実はラルクと同年代。 いっくんもわりとデビュー時より若く見えますね。顔悪くないと思うんだけど あの青髭がね。ハイディより酷いと思う。 もちこさん声の調子が芳しくなかったご様子。「Fragile」がつらそうだった。 彼女の最近の歌い方には賛否両論あるそうで。インスパイアされすぎだという。 以前の透明感のある声と歌い方を求める人がいるんだそうで。 うーん、確かにちょっとまるっとナチュラルになりすぎてるところがあるかなぁ。 ちょっと前の、「キヲク」ぐらいの声が丁度よかったな、私は。 紅白が終わってからTBSに向かうアーティストもたくさんいて、移動する様子が 映されていたんですけど、コブクロスキマスイッチだとか、アンジェラ・アキとミヒマルGTが仲良く肩くんで歩いてるところがよかったです。 過去のヒット曲が流れている中、椎名林檎の「ギブス」でアンジェラ・アキが ものっすごく「もう好き好き大好き!」って嬉しそうな顔をして熱唱する様が 横隅にチラッと移った時とても愛しくなりました。 そうそう彼女林檎さん好きなんですよ。えーっと、林檎さんの武道館ライブを見て 武道館でライブをすることを目標にしたっていうのは彼女のブログにも書かれておりまして もう、根っからのファンですね。これを兄にいったら「え、ぜんぜん系統が違うじゃん・・・」 といわれてしまったんですが、果たしてそうか?ぜんぜん違うのか?と不思議に思いました。 私がこの2人のアーティストを好きである以上はっきりと表にはでていないものの 根底で共通する物があるんじゃないかと思うわけです。 そもそも私弾き語りのアーティストってあまり好きじゃないんです。 やっぱりギターとベースとドラムの絡んだ音に血が騒ぐもので、ギターやピアノだけの弾き語りとなるとどうしてもさみしくなるし、あと「いい曲」に走る人が断然多くてですね。曲調もメジャーコードで優しいのが多い。 あのあたりが私にはどうも苦手で。 だけど、アンジェラアキのピアノは激しくて、時にシャープでキレがあって。 クラシックとしてのピアノじゃなくてJ-POP、あるいはロックとしてのピアノといった 印象を受けるんですよね。 ラルクHYDE東京事変等ロック(ポップ)アーティストの曲でピアノが効果的に使われてるものに 惹かれやすい傾向があるんですけど、アンジェラ・アキの場合そのピアノの部分が 一番表に出てきている状態であとの曲の雰囲気だとか音的にツボをつくところ等、 基本的な曲の構成がロックアーティストのそれに近いんだと思うんです。 奏でる音色の比率が違うだけで。だから私彼女のこと好きになったと思うんですよ。 映画「犬神家の一族」に使われている「On&On」がかなりきてます。 CMで聴いて一発で好きになった。聴いてて気持ちいいところついてくるのが 林檎さんと一緒だなぁって思う。 この前の「WHAT's IN?」に、「SELECT MUSIC 2006」っていうアーティストが2006年に良く聴いたアルバムを紹介するページがあって YUIPINKLOOPのアルバムを挙げていたことにびっくりしました。 お店で流れていた8曲目が気になって店員さんに聞いてCD買ったって、 経緯まで一緒なことにさらにびっくりしました。つくづく彼女とは音楽のツボが合うようです。 ブリーチで使われてる(た?)新曲好きですよ。 久しぶりにアップテンポで。ああいう感じのほうが私は好き。 ACIDMAN、3月にライブへいくとこの前書きましたが、2月に出る新しいアルバムの ツアーなんですよね。しかも金沢初日。武道館初ワンマンだそうで、おめでとう。 去年はフェスたくさん出て吉井さんと仲良くなったりしてましたね。 イエモンのボーカルだった人が不惑を迎えてフェスで若者と肩くんで笑ってるなんて イエモンやってた時には考えもしなかっただろうなぁ。 反対にACIDMAN側もそんな人と肩並べるなんて思いもしなかったでしょうよ。 だって、確かメンバーのなかで前ビジュアル系が嫌いって書いてた人いたよ。 吉井さんその先頭きって突っ走ってた人なのに! まぁおたがい丸くなったんでしょうね。大木さんも30一歩手前だもんないつの間にか。 ハイディだったらグランドクロスで花火の前でイェーイ!ってポーズをしてた頃ですよ。 あぁ、明らかに大木さんのほうが精神的に老けてる。 っていうかあの人はもう悟りの境地に入ってるんだよね。 だからといって今まで落ち着いてたわけでもなくて、賢すぎて周りを 置いてけぼりにしているところがあったんだよなぁ。 「俺だけが物事の条理を知っている、周りは皆しらないから俺はそれを教えてやんなきゃいけない」 みたいな、ね。 今回のアルバムはメンバーともめずに出来た自信作なんだそう。 今までで一番好きなアルバムになりそうな気がします。 音の広がり、厚みは3枚目のアルバムからでてきたんですけど3枚目の時点では 「骨太」になっただけであんまし綺麗な音じゃなかったんですよ。 それが4枚目になってキラキラしたものが徐々に音に含まれるようになって 音もクリアで気持ちの良いものになっていました。 そしてつづくシングル2枚。「スロウレイン」は久しぶりに大木さんの声が 荒ぶることもなく、軽快に歌っておりさわやかな曲。 「プリズムの夜」はサビのやや不安げな様子が2番サビの後のCメロへの展開で大きく変わるのが聞きどころ。今までにないバラードだと思いました。 どっちかっつーと重くてひたすら長いっていうイメージをACIDMANのバラードに 持ってるわけなんですが、この曲は2番のサビが終わるととたんに上昇するかのように 明るい曲調へと転調するので飽きることなく聴けます。 このシングルの流れを受けての今回の新しいアルバムなので期待ムクムク。 あー、えーっとダラダラと長々と書かせていただきました。 後ガチャピンの話と、ハイディサンタのお話と、「ark」「ray」の感想のお話は また今度ー。