one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

11/26 L'Arc~en~Ciel 15th L'Anniversary LIVE 2日目

おまたせしました。2日目です。どうぞ。     【setlist】 the Forth Avenue Cafe Caress of Venus Vivid colors Lies and Truth 夏の憂鬱~time to say goodbye~ All Dead White Feathers NEO UNIVERSE HONEY STAYAWAY metropolis winter fall あなた trick L'Arc medley(25日と同じ) Driver's high いばらの涙 Dune Voice New world 自由への招待 叙情詩 Killing me READY STEDY GO Link new song 虹 1日目と若干曲を変え(青いのが25日と違う曲)、各年代へ移動する順番が違ってました。 sakura在籍時(1994~1996)→RESET>>LIVE*00(2000)→グランドクロス(1999) →インディーズ(1991)→活動再開後(2004~2006)といった流れになってます。 分かっているはずなのにまたもやイントロのドラムの時、メインステージのドラムのあたりの 照明を眺めてしまって反応が一歩遅れた。 昨日よりメインステージからは遠いものの、サブステージが近くなっているので 良く動き回ってるのがわかりました。 ハイディの衣装、黒ハット、白のカッターシャツ、赤いネクタイ黒いベスト、下はジーンズ、 上は淡いグレーのジャケット。ちょっと渋めに見える、25日ほどの衝撃は起こらず。 kenちゃん真っ赤なフリフリ(?)のシャツにジャケット、蝶々結びされたおリボンがかわいい。 この衣装がすでに彼に対するお祝いモード全開。今日の主役は実は君なんだよっていうしるし。 ゆ、ユキイロさん…?様?黒のボロッとしたフリルがついたトップスを着ていらっしゃる。 ゴシックだ!王子だ!ソロのときみたい。 アベニューカフェのギターソロに入る前、kenちゃんがものすごいがに股で構えているのが かっこいい!と思いました。「今から俺は弾くぜ!」みたいな気合を感じました。 そして2日目で気づきました。ドラムセット真ん中にあったのね。 他の3人はそれを取り囲むようにしてぐーるぐる回る。かごめかごめ状態。 で、1曲目が終わると3人がドラムのところへ集まってきてういーんとその周辺の床がダウン。 車に乗ってメインステージへ。速い速い。移動が速い。 カレスは甘ぁい歌なんだけど、最近の歌い方ではBメロでディストーションがかかる ハイディの声。それがいい。 半分病的で、ちょっとイっちゃってるような感じがでてる。それがいい。 ビビッド、はとても10年前の曲だと思えないほど遜色なく、すっ…と聴きいれることのできる曲だと 改めて感心しました。 この曲この前カラオケで歌ったら「妙に懐かしい」と言われまして。 別段、この曲を以前から知っていたのでもはっきりと認識していたのでもなかったと思うんです。 がしかし、これを聞いて「懐かしい」と感じさせられる。 この曲には昔からある「ラルクらしさ」だとか「ラルクってこんな感じ」っていうものが ぎゅっとぎゅっと詰まっててそれらが曲名みたいな鮮やかな色になってるんだなって思います。 kenちゃんの気持ちよさそうな突き抜けたギター。 音階的に丁度自分が出しやすい所なのか、力むことなく軽やかに歌うハイディ。 余裕綽々、弾むように動き回ってみせたりして。 帽子をおとしそうになってあわてて手で押さえる仕草が可愛い。 初っ端のMC。んん…?ハイディが上のジャケットを脱いで…ぬおぉぉぉぉぉ! マジックだ!魔法だ!上着脱いだだけでとたんにハイディキュートが増した!!! それはそれは実にスタンダードで安直で分かりやすい執事スタイル、なんだけど、 これはTour heavenly 95パンフレットのハイディ hydeコスをされる方の間で「パンコス」と呼ばれている人気度の高いもの) もしくは、時同じくして95年のライブハウスツアーで着ていた公爵(吸血鬼?)hydeに似ている…!? 今回のライブ、其々の年代にあわせて意図的に衣装を変えていたようですが、 これは…、そ、そうだよね?同意を求めます!これがマニアックなものでなきよう! 会報のNo.3、heavenlyパンフレット、heavenly写真集、heavenly films(「DUNE」前のMC)、 ラルクアンシエルの皮さんの「公爵hyde」、このらあたり参考に。 全く一緒ってわけではないけれど雰囲気はそんな感じ、で、ジェントルマンお辞儀をされてみい。 家庭に一人、お部屋の隅に立たせておきたい キューティーhyde、プライスレス。 だよ全く!あーん!かわいい!めごい!!イイ!!! ホップステップジャンプ!なノリで私のテンションは上がっていきます。 「おかげさまで15周年をむかえました。15年もやってるといろいろあります。 最近ファンレターを読んでたらね、『小学生の頃からファンでした』って書いてあってですね… 感慨深いなぁと。ちょっとショック…ですね。 (観客が静まり返りそうになる)…っと、暗い話になりましたが、 今宵も感謝の意を込めラルクアンシエルが皆様に体でご奉仕(脳内脚色) ご主人様、次の曲にいかせて戴いてもよろしいかしら かしらぁっ!頭!金糸雀(@ローゼンメイデン)! 否、もうすっかり聞きなれたハイディのオネエ言葉。 するりと出てきてしまうそれにどどど動揺なんかしてないデスよ…! 現代版「All Dead」、最後のサビに入る前に「Da!Ha!ha!」ってアドリブで入れるところが ものすごくよかった。「LOST HEAVEN」のサビに入る前の「イェーヘェッヘィッ!」と似てますね。 吐き捨てるような感じ。殺意なんてどろどろしたものが渦巻いてる曲ですが、 このアドリブで曲が若干乾いたものになるんですよ。 kenちゃんMC。(上のジャケットを脱いで真っ赤なシャツオンリーに) 「こんにちは。一応今このドームはタイムスリップをしてるわけでして。あ、信じてない?じゃあ外いって見てきなよ!(必死)大変ことになってるから。…それで、僕もタイムスリップは初めてなんですよ。あ、信じてない?じゃあ外いって見てきなよ!(私の前に居た男3人組が外へ)。今外でちゃうとね、時空の中で迷子になるからね、出ないほうがいいです。 今日はね、いいタイムスリップになりそうです。古い曲やりたくてもなかなかやる機会がなくてね。この曲やりたいなー、と思っても言い出せないまま10年断ちました。ライブのセットリスト決まって好きな曲が入ってないとガッカリしたりして。 それで、オールデッド。皆が聞きたいのとは違うけど勝手にやりました! そんなわけで、ちょっと反抗的?な家来です。 にこにこ照れ照れしながらkenちゃんのMCはさらに続きます。かわいい。 「ユッキーがさ、昔の曲やると新鮮だっていっていってたけど、 まぁ…俺も昔の曲覚えてないから…ね、新鮮ですよ。 わっかんなくてねぇ…『もう一回!(CD聞かせてください)』って、笑。なーゆっきぃぃぃぃぃ? ユキヒロさんに向かって首を傾げるというより体を曲げて問いかけるkenちゃん。 小学生みたいな仕草だ…!無邪気。 それに対するユキヒロさんの返しは、なんだかよく分からないポーズ?でした。 「あぁ羽根は広がらず落ちてゆく」 飛び降りた時の一瞬の浮遊感と、その後落下するスピードを体現する歌声。 ハイディの波を操れるのは当然の如くハイディ、なんだよなぁ。 と、圧巻、呆然。 メンバーがはけまして、CM映像。 25日より早めに切り上げRESET>>LIVEの映像へ。 最初はデジタル時計式の表示だったものが30秒前だったか10秒前だったかで カウントダウン表示へとかわる。カウント0になったところでネオユニ。 ほんっと、嘘じゃなくタイムスリップしていろんなライブを体感させてもらってると感じたのはこの時。 嬉しかったなぁ。 衣装換えした4人を早速確認…ぬをっぉぉぉぉぉぉぉぉ…!!! まず、テちゃんは青ベースのチェック柄ボンテージスーツ。 これは7daysの時に着ていたものだったはず! ハイディはキラキラしたパイソン柄?の服をやたら肌蹴させ着用。下もキラキラしてる。 これは、REALの時を彷彿とさせますな!ふむふむ。 そしてkenちゃんっ!kenちゃんサラシに上下白スーツ!!! なんと、2000/12/6 TOUR REAL最終日のkenちゃん仕様じゃないですか。ゲホッ! どれもこれも見たことのある衣装で頭が過去とリンクしっぱなしなのは嬉しいけれど、惜しい! 何故にハイディはエロテロボンテージスタイルじゃなかったんだああああああ。 ハイディ、kenちゃん2人で、「TOUR REAL最終日合わせ」「カーレースに熱中しすぎて肋骨折れた人あわせ」をやって欲しかったんですよ。 それで「metropolis」歌われたらおかずになるよ。しばらく夜のお供だよ。 と、妄想LOVE FLIES状態になってるのを抑え、気を取り直して「STAY AWAY」まで駆け抜ける! しかし、このキラッキラ衣装の威力もまたすばらしく、 かわいこちゃーんなハイディは身を隠し、ギラギラした色を纏うハイディ。 スタンドマイク相手に喰いついたり、そこからしな垂れるように身を引いたり 「HONEY」の時点でもう危うい。 ハイディMC。「ィエー、楽しんでるかー。ラニバーサリーライブのリクエスト、たくさん投票してくれてどうもありがとー。もう、定番の曲を丁寧に削除していただきまして。(客席苦笑)ありがとうございます。まぁできる限り、ね、反映させましたのでこの後も楽しみにしていてください。」 にわかにそわそわし始める客席。分かってる、分かってるから。 「で、次の曲はどういうわけかランキングの上位に入ってたんですが、 (一間置いて)…ご主人様も案外エッチなのがお好きなんですね…。」 言葉の端にハイディがニヤっ、とするのが分かって、あぁっ!もうっ!と地団駄。 1日目ため息ついてた人が2日目ともなるともうまんざらでもないって感じだよ畜生! 2日目の「metropolis」もよかったです。 股間はパパパッ!と瞬間的に映すだけ、と前日よりライトになったものの、 その代わりハイディが股間の前に手を当ててクネクネ踊っているのが終始映し出だされて、 結局プラスマイナスしたら2日目のほうが身悶え度が高いことになってました。 もう、あの、この映像ください。 歌い終わりで口をうっすらあけたかと思えばちろちろと舌を出して悩ましげな表情を浮かべる。 的、ツボ全部捉えきっている。女性が求める、好む、究極のエロスがあの体に全部あるよ。 この夜に渦巻く5万5千人の傍観者。ハイディがかざす指に手を伸ばすもパチンとはじかれる。 視姦を諸共せず完全にもて遊んでます。 今こそ言ってやる。この悪女ハイディめぇぇぇぇぇぇ! にしても、じっとりと完熟した空間、いいわぁ。 ダメになる覚悟でもうちょっと味わっていたくなりました。麻薬性がありすぎます。 きっとこの感覚を思い出そうとCDで「metropolis」聞いても淡白すぎて満たされないんだろうなぁ。 情欲に駆られる空間の余韻に浸る暇もなく、「winter fall」へ。 澄んだ空気が全てをかっさらっていくのでした。 「あなた」ではここから歌って、とハイディが優しく指で合図。 2度目の過去CM映像集の後、爆発音とともに「trick」。 書き忘れていましたがこの曲と、あとは新曲の時に真ん中のおっきいスクリーンが 縦に4分割されて其々メンバーが映っておりまして。 それがなんだか無性にかっこよくてラルクアンシエルだな!って感じがしました。 なんていえばいいのかな、ひとつの画面に4人が収まっているっていうのは もちろんバンドとしての一体感が見えていいわけですが、 ラルクはどちらかというと4分割されて其々が動き回ってる画があってるなって気がしたんです。 立ち位置が25日と違っていました。下手から順にテちゃん、ユキヒロさん、ハイディ、kenちゃん。 なので、ハイディとテちゃんのひとつのマイクで歌いあいっこは無し。 アンコール前最後の曲は「いばらの涙」。 おおおおおおおおおおおお!これはもう単純に喜びました、私。 燃え盛る炎、真っ赤な照明、昇華していくメンバー。 演奏が終わった後はしばらくぼーっとどこかへ頭がぶっ飛んでしまっている曲。 曲の最後でkenちゃんがかき鳴らすギターソロが私的に聴き所で、 ビデオでみたREALIVEでの鬼気迫らんばかりの演奏に圧倒されたものです。 それが忘れられなくて私はもう一度あのパターンの演奏をして欲しかったのだけれど、 残念ながら違いました。高いところでキィキィならすのではなく 低いところから上げてくといったようなギターソロでした。 アンコールは、皆がんばってウエーブやってました。 アリーナから始まり、1階席、そして2階席も、きたきた!嬉しかったなぁ、これ。 2階席がなんとか最後までウエーブをしきったところでタイミングよくエマージェンシー映像へ。 インディーズ期は、「DUNE」と新たに「Voice」が。 「砂丘にはもうだれも…いない(かすれ声で)!」でくるん!とね、まわるのがね、いいんですよ。 ごめんなさい。「いない」って歌うより見ちゃった。あの一瞬を見落としたくなくて。 アンコール入ってはじめてのMC。 ここで、kenちゃん誕生日イベントがくるか?と思いきや、 またもユキヒロ先生のありがたいお言葉を頂戴することに。 僕はその全てに関わることができたわけでありませんが 今、この場所でライブをすることができて嬉しいです。 15周年むかえるにあたって、ほんのちょっと皆が胸にひっかかっていることを この人が短く優しく丁寧にいってくれたので、そこでほっとしてちょっと涙が出ました。 それでもう十分だなって思った。 メンバーに向かってぺこりとお辞儀をするユキヒロさん。一目おいておかれての関係。 で、ハイディにMCが戻り、 「感動したねぇ。感動したところで僕の大好きな歌を、聞いてくださいご主人様 感動した矢先にこれですから。忘れた頃に言われましたから。 この時の「ご主人様」が一番どきっとしましたよ。 「ご主人様」って単語で意識していうのではなく、 前の言葉に続いてナチュラルに発していたのがよかったです。 「叙情詩」は、とぉーってもよかったです。情感があって、強か。 で、なにより今自分の気持ちが気持ちよく満たされているっていうことが この曲をさらによくしてくれるわけですよ。幸せの果てにたどり着いたような気分。 「Killing me」は、ハイディにとって一番自由度がある曲のようで。 何かを伝える、というよりライブで盛り上がる曲としての意味合いが強かった頃の 曲と歌詞ですから、えぇ、そりゃあもうやりたい放題ですよ。 ステージの端から端まで駆け回り、ステージから降りて観客にお触りサービスのご奉仕、 ステージに戻ればkenちゃんトンネルをくぐり。 あぁもうなんだか庭を駆け回る犬のよう。(東京ドームが庭ってすごい) 「遊んでー!遊んでkenちゃん!」と、 kenちゃんのATフィールド(半径2メートル)をあっさりぶちこわして、股の下でごろん! あれ、あまつさえ足にしがみつこうとしてませんでした? んー、2000年ころのkenちゃんだったら、そして股の下にくぐったのがハイディでなければ まちがいなく蹴られてましたね。ミラクルハイディーパワー全開。 kenちゃん、「ひぃっ…!」と、逃げるようにその場から抜け出しました。 勢いに乗ってレディステ!いつものようにハイディが煽りをかける一声…だったんですが、 ARE you FUCK'IN ready?」 ん? おっと…!あやうく2階席から転げ落ちるところでした。(左隣が階段) 説明します。いつもと強弱のつけ方が違ってたんですよ、この煽りの。 通常は語尾に向かうにつれぐわっとアクセントが強くなっていくんですが、 タイミングを間違えたやら言うのを忘れかけたか、つんのめったようなあおりで 多分、あの時一瞬「?」とひいたような反応があった後に「YEAHHHHHHHH!」 って声があがってたと思います。とにかく変でした。そして魅力的でした。 イントロが流れた途端ワクワクがムクムクでてくる「Link」。 そういえばスタメン紹介で、ユキヒロさんを覗くメンバー紹介の時のドラムのリズムが 「ンパ、ンパ、ン、パパッ、ンパッ!」といった、いつもの軽快なリズムではありませんでした。 ゆったりしたアダルティーなドラムに、何故かユキヒロさん以外のところで。 さ、まずはそんなユキヒロさん質問。 「2日間でのべ7時間ドラムをたたき続けていますが、そんな自分に一言。」 「まだまだいけます。」「もう一言おねがいします」・・・ダカスタドコドコダカツクドーン! NO NEED WORDS! すごい。ドラマーとして当たり前だと思ってしまいがちだけど改めて考えるとすごいよなぁ。 テちゃんは「ひとつ小ネタを」。取り出しましたるは青いタオルハンカチ。王子でした。 kenちゃん「早口言葉」。一つ目のお題は東京特許許可局「とうきょうとっきょこかきょく!」 2つ目のお題は「バスガス爆発」「ぶすだいgsばくはつ!」 「…?もう一回お願いします。」「ブス大爆発!」うん、それがいいたかったんだね。 ハイディ。特技、ブレイクダンス。 これまた彼を形成するジャンルからえらく遠いものが出てきました! すごい、笑っちゃうほど合わないですね。ちょっとやそっとじゃ想像できませんね。 頭を軸にぐるぐるまわるんですか!?それとも、地面に手をついて脚をぶんぶんまわすの? それ、25日タワレコガチャピンやってたよ! ヒヤヒヤ、そわそわ、ドキドキ、ワクワク、にやにや。そういった感情をもった目線が ハイディに集中する中、ハイディは「しまった…」といったような困った表情。 きっとジャニーズに憧れて楽屋とかでお遊び程度にやってたんでしょう。 ため息ひとつ、意を決して取り組んだハイディ。うん、ハイディはやっぱりハイディでした。 ダンスの中途半端さより、胸に手を当て目を伏せるハイディにi意識をもっていかれたのでそれはそれでよし! 「叙情詩」を歌う時にお腹を手で押さえるのと同じときめきを感じました。 新曲前MC。テちゃんです。 「皆は宇宙一幸せもんやなぁ…何でか知ってる?」乾いた笑い混じりにそういうと、 テちゃんに9割がた厳しいハイディはすかさずツッコミ。 「あの、ちょっと、言うこと考えてきいや。昨日と変わらんやん。」 「あんな、同じことでも、繰り返すことでおもしろくなるねん。」それはここで適用されるか? 「で、なんでか知ってる?笑」観客ちょっと笑いました。よかったね! 「みんなはな、宇宙で2番目に新曲がきけるんやで!」 観客大いに盛り上がります。たとえ1日目にいっていたとしても盛り上がります。 「ほんっと、今日は皆幸せやなぁ。古い曲も聞けてー、それから新しい曲も聞けて。」 ちょっと変化球投げてきました。これでハイディも納得? さぁ、新曲。 ストリングスと共にハイディがそっと息を吹きかけるような声で 「小さく手を振って、背中にそっとバイバイ」と歌いだす。 冬から春へと向かう曲。別れ、次のステップ。そんな感じ。 画が、画が頭上を泳ぐわけですよ。聴きながら。 菅野ぱんださんの写真のような画質と彼女が写したハイディの けして綺麗とはいえない指が短くて太くてまぁるい手。 その手が小さい子と繋がってる。黒いコートを着たハイディがその光景に手を振ってる。 あれ、ハイディが二人いるなぁ、まぁ、頭上の空想だしそういうこともあるか。 とにかく最初の歌いだしでぶわあぁぁっときました。 25日のMCで、「生まれる前からやってるんだよ。」ってまるで諭すような言っていた あれとまったく同じ声で歌っていたから、それはもうびっくりして。じわっと嬉しくて。 サビはとっても乙女チックな展開をしてました。甘い曲です。Aメロがとっても好きです。 「虹」前、ハイディのMC。 「あの、ひとつ言いたいことがあるんですけど。」 はいはい、なんでしょう? 「15年目にしてね、歌うことが楽しくなってきました。」 …あ。 「僕は今まで音楽をつくることは宿命だって考えてたんですけれど、 ずっと歌い続けてきて、やっと。長く続けてみるもんですね、とにかく楽しいんだよね。 …ちょっと歌っていい?」 あぁ、答えはそこにあったのか。 これは後のkenちゃん誕生日イベントへと繋ぐMCとして考えられるわけですが、 ハイディが「歌うことが楽しくなってきた。」って言ったのは本心だと思ってます。 ここ2年ほどハイディは「AWAKE」や「FAITH」で伝える音楽を展開していて それに圧倒されてました。この人が本気になるとこうなるのか、と。 と、同時に不安もあったわけです。これが長く続くわけがない、と。 とても濃くてメッセージ性の強いものを、あの瞬間まさに出し切ろうとしてました。 それが終わった後に何が残るんだろうって。受け取る物はあるかもしれない、 けど出力すべきものはなくなって空っぽになっちゃうんじゃないかって。 だからって前みたいに意味を成さない歌には戻れないでしょう?じゃあどこへ行くの? それぐらいすごかったんですよ。転機だった。 でもちゃんとまだ音楽を続ける余地、要素がありました。 その答えが「歌うことが楽しい」なんですよ。びっくりするぐらい青臭いことなんですが。 というか普通逆ですよね。普通は「楽しい」と思ってやりはじめるものじゃないですか。 それで楽しいと思ってたものが、壁にぶつかってつらくなり、苦悩し、 オーディエンスから距離をとった音楽が生まれる。それを乗り越えると人間まるくなって、 伝えたい衝動が強くなる。それが自分のアーティストとしての存在意義(宿命)だと認識すると 最初の頃とはまた違った意味の楽しさがうまれる。そういうものだと思うんです。 いろんなアーティストのアルバムを時系列に並べると大体そうなってることが多くて。 (ちょっと前にミスチルHEY!HEY!HEY!で「音楽が楽しくなってきた。」って言ってましたが、 その背景にはおそらくこの流れがあるのでしょう。) しかし、ハイディは「宿命」からはじまったんですよ。 楽しいと部分的に感じたこともあったでしょうが、あくまで「宿命」をベースに ずっとここまでやってきてたんです。その中で苦悩したり距離を置いてみたり丸くなったりして。 そして「作る」だけでなく「伝える」ことも宿命だと感じ、それを伝えきった時 やっと、ハイディに「楽しみ」が訪れたんだと思います。 音楽が「宿命」だなんていいきる人は私の知りうる限りのアーティストでは初めてで、 それを聞いた当時とても興味深く感じたのを覚えています。 だからこそ研ぎ澄まされた曲ができるんだなぁと納得しました。 これからは「宿命」であった部分が少しずつ隙間を作り、「楽しみ」が入ってくるのでしょう。 その状態で作られる曲や歌われる歌詞は以前程の研ぎ澄まされた感覚を もっていないかもしれません。現に、今回の新曲の歌詞で「湿っぽい歌は好きじゃないから」 という部分があってちょっとげんなりしちゃった人もいるでしょう。 大いに結構です。個人の趣向ですもの。 私もこの曲に関して好みであるかどうかといえば微妙なところです。 ですが、この曲の中に今までのハイディにはなかった「楽しみ」がスパイスとして 入っていると考えると、一気に愛しさや曲の深みが増すわけです。 「歌うことが楽しくなってきた。」 この言葉は今回のライブのMCの中で一番心に残るものとなりました。 うん、大丈夫だ、これからも続いていく。 長々しく語ったところでkenちゃんバースデーの話に戻りましょう。 ハイディ、観客と一緒に歌ってお祝いする、っていうことを忘れてましたね。 1日目同様ハイディが途中から観客に委ねるかのかと思いきや、最後まで綺麗に歌いきって しまわれました。ポカーンですよ全く。「Mr.kenちゃんはよかったですが。 歌い終わるとシエルちゃんがギターの形をしたケーキを運んできました。 ろうそくの火を吹き消した後、ケーキの横っ側をかじりつくkenちゃん ユキヒロさんといい期待を裏切らない行動で嬉しい限りです。 hydeに泣かされるかと思った。不意打ちやめてよ!」 結構ウルっときちゃってるkenちゃんの精一杯の強がり。 「いいなぁー誕生日。」また言ってる。「皆、これをまってたんやろ?」そのとおり。 そういえばハイディの誕生日あたりってあんまり、というかほとんどライブやってませんね。 この時期に下手にライブをしようとするとハイディ、よく風邪ひくからね… 「次の曲で最後になるんですが、ほんと、この15年試行錯誤の繰り返しでね、 くじけそうになった時もありました。でも、ずっと支えてくれていたのが皆だと思います。 皆がいたからこそ今までやってこれました。 正直、なんでこのバンドがこんな沢山の人に愛されてるのか不思議に感じるんですけど、 感謝してます。ありがとう。」 うん。 「15周年やったから、次は30年っつーことで。俺の腰が曲がっても来てくれる?大丈夫?」 うん! 15年たったら今のメンバーと同じぐらいの年齢になりますよ。 その時の感性で聞けるラルクを楽しみにしてる!ありがとう。 「それでは最後に、『虹』、聞いてください。」 2階席から見たサイリウムの虹はとても綺麗でした。(私は青色の欠片でした) ハイディの歌が思いに詰まって、声を途中詰まらせていました。 ハイディの「また会おうね」と、テちゃんの「またね」は 2007年、9年ぶりの全国ツアーという事実として証明されまして。 船はまた皆を乗せ前進しはじめます。 以上。2日目をやああああああああぁっと書き上げました。 レポと考察が入り混じりとても読みにくかったとおもわれますが、 ここまでたどり着いた人に感謝申し上げます。 とりあえずね、6年分の思いの丈をありったけ込めましたので。気持ちが一段落しました。 初めてですよ、ブログ書きながら文章読み返しすぎて吐き気をもよおしたのは。 ノロ(ウイルス)がきたのか!とも思いましたけど。 ここを読んだ人が気持ち悪くなってないか、ちょっと心配です。 来年の全国ツアー、社会人としての生活が安定してるかどうか分かりませんが、 7月の石川と富山になんとしてでも行きたいと思います。 それからものすごく高いDVD BOX、これは是が非でも手に入れます。 だってあの奇跡の映像たちが一生ものになるんだから!償却していけば安いものです。 ラニバ楽しかったです。ほんとにほんとに。これからもよろしく頼みますわ。