one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

珈琲好き

  大学の一般教養でコーヒーに関する講義というものがありまして。 去年試行期間で半年やって、今年度から正式に開講されました。 履修はしてないけどサークルの子が履修してると言うので一緒についていったら その日は豆の種類や焙煎や挽き方の種類、おいしいコーヒーのいれ方について UCCの人がレクチャーをするという鼻息が荒くなるほど興味深い回でした。 外部の大学で講義している映像を通信回線を通してみるといった形式なんですけど、 実際講義してる大学でコーヒーいれてるんですよ! う、うらやましいぃぃ…!あの部屋コーヒーの香りで充満してるんだよ。いいなぁ。 講義終わってから学生さんそれ飲んでたよ。いいなぁ。 火気が使えなかったためやらなかったけれど 豆の焙煎や、サイフォン式でのコーヒーの入れ方もやろうと考えていたそうです。 どの国の豆がどういった味の傾向を持っているとか、焙煎の度合いによる味の違い 挽き方による味の違い、挽き方によって適したコーヒーのいれ方など なるほど!と思える内容で、とにかくコーヒーをいれたくなりました。 いつも何気なくコーヒーメーカーで分量にあわせて入れてるだけなんですが いつもと同じはずなのに時折おいしくないときがあるんですよ。 香りが弱かったり異常にすっぱかったり入れてる時の香りはいいのに味に深みが無かったり。 それには豆の状態や器具の手入れの状態や水が関係しているんだなってことが分かりました。 挽いた豆は2週間以内に消費すること。酸素に弱く、酸化することで味が劣化してしまう。 それからコーヒー豆は他の匂いが移りやすい。 だからコーヒーメーカーや保存容器は綺麗に洗ってちゃんと乾燥させることが大事。 ずさんな管理をしてるとコーヒーのかすや匂いが残って酸化してしまい 本来のコーヒーの味が損なわれるそう。 水、はこの前母にいわれました。母からもらったおいしいコーヒー豆を 私の家でいれたら実家で飲んだ時と同じようにはいかなくてがっかりしたんですよね。 で、母が真っ先に「水が違う」と言いまして。 実家の台所に設置されている蛇口は、普通の水道水と、地下水のものがあるんです。 で、オカンはコーヒーを入れるとき地下水の方を必ず使うとのことで。 確かに、私の住んでるアパートの水は不味くはないけどおいしくもない。 飲んでおいしくないものは当然コーヒーに使ってもコーヒーの味が生かされない。 別にこの水でコーヒーをいれても他の環境(豆や器具)が整っていれば ある程度の味の保障はできるけどもっとおいしく飲むなら スーパーで天然水をかって来た方がいいみたいですね。 あと、コーヒーメーカーに匂いが染み付いて酸化してるってことも考えられます。 そう思い、手間はかかるけど100均で買ってきたコーヒードリッパーを使って 講義でもらった資料をみながらハンドドリップでコーヒーをいれたら いつもより美味しくできた!ちょっと感動もの。ほんの少しこだわるだけで全然違うんだなぁ。 コーヒーメーカーの状態に関係なく、機械で入れるものよりハンドドリップの方が 味の劣化も遅く味も良いらしいです。 ちなみに、UCCの人によるとコーヒーの入れ方で一番おいしいのはネルドリップだそう。 布フィルターを使う方式ですね。 これをもっと手軽にできるようにしたのがペーパーフィルターというわけです。 私はサイフォン式が一番いいのかなっておもってました。 見た目が本格的!って感じがするからなぁ。あのフラスコ使ってぼこぼこあがってくるやつ。 ペーパードリップとは抽出の仕方が根本的に違い、こちらは抽出する際香りが強く出て 味がわりとあっさりしているのが特徴。雰囲気とあわせて楽しむと言ったところでしょうか。 あとは豆の趣向。現在私が飲んでいるのはKEY COFFEEスペシャルブレンド。 同社製品内で一番スタンダードなもので酸味も苦味も程よくあります。 若干酸味が前にでてるかな? で、後ろに書いてある生豆生産国をみてみますと、「ブラジル、グァマテラ」と書いてあります。 ブレンドの仕方としてはまずベースとなる豆を1つ選び、自分の好みに合った豆を 2,3種類加えてブレンドするというのが一般的です。 ベースとして選ばれやすい豆はブラジル、コロンビアで、ブラジルは香りが高く 程よい酸味と苦味を持っています。コロンビアは香りが甘く、酸味やコクがまるいとのこと。 これらがベースとして選ばれやすいのはクセがあまり無いのと価格が安いからとされています。 そこにもし、酸味をくわえたいのであればキリマンジャロやハワイコナを。 苦味やコクを加えたいならばマンデリン。 口当たりの良く香りのいいものならばグランレース…といった感じで。 グァマテラは上品な酸味と豊潤で甘い香りが特徴。 したがって、ブラジルとグァマテラの割合が高いKEE COFEEEのスペシャルブレンドは 酸味が前に出てくることが分かります。 しかしながらブラジルのコクと苦味、グァマテラの香りのよさが引き立ってバランスがいい。 母はモカが一番無難だといってよくモカを買うんですが、私にはちょっとモカは物足りない。 モカは全体的にまろやかなんですよ。酸味とコクが程よくあって。 ただ、やっぱり飲んでいるともうちょっと苦味とコクが欲しい、って思います。 豆はもちろんブレンドしせずストレートで飲んでも構いません。 ブルーマウンテンなんかは酸味、苦味、コク、香り全てが調和しているという 珈琲の王様でブレンドしない方がいいといわれるくらいです。値段も他に比べて高い! しかし豆ひとつではやはり味が単調になります。 其々の足りない部分を補い合うためにブレンドをするわけです。 私はこれまで飲んだ限りでは酸味より苦味やコクがあるものが好きみたいなので マンデリン、あるいはマンデリンがブレンドされているものを買うといいみたいですね。 こんど駅前にあるコーヒー豆のお店に行って買ってみよう。 それぞれの豆の特徴を知っているとスーパーで買う時も後ろに表示されている 生産地名で見比べることができて楽しいです。 味の特徴って示されてはいるけど基準がいまいちわからなかったりしますからね。 うわぁ、うっかり長くなってしまった。 最近は紅茶も飲むようになりましたが、やはり小さいころから飲んでいて 慣れ親しんでいるのもありコーヒーの方が落ち着きます。 母に「あんたいつのまにこんなにコーヒー好きになったんだろうね」といわれましたが あなたの血がそのまんま受け継がれてますよ、えぇ。 母も一時期、ちょうど今の私ぐらいの年頃にコーヒーに凝っていてて コーヒー豆のお店に買いに行ってたとか。 最近になってまたそのお店に買いに行くようになったんだって。