one day I remember

今思うこと、ある日いつか思い出す、その日のために

はかりしれない都

京都の宿をとって一安心、の未褪です。 10月末から紅葉シーズンに入る為人気のあるところはどこもかしこも 混むのです。案の定石塀小路の町家旅館はだめでしたー。 ちなみにそこは老舗中の老舗で昔は小説家さんが長期滞在するような所で 一見さんお断りだったんですが今の女将さんになってやり方が変わり、 一般の方でも気軽に泊まれる片泊まりの宿になったそうです。 しかしおもてなしのよさは今でも変わることなく、リピーターも多く、 また芸能人の方もちょくちょく泊まられることがあるそうで。 SMAPが泊まったという宿でも有名です。     そこで宿とれたらいこうと思ってたおばんざいのお店もあったのにそれも断念です。 まぁ次の日のお昼にしても良いかなぁ。 で、私が取った宿はこちら 南禅寺近くにある、こちらも老舗の旅館「八千代」。 もとから南禅寺にいきたかったのでこれはいい!と思いまして。移動に時間かからないから 朝の静かな時間からゆっくり堪能できます。わりと有名な紅葉スポットで 紅葉シーズン一歩手前とはいえ人は多そうですからね。 できれば静かなときに三門水路閣インクラインまで時間の許す限り見たい。 そしてここのなんといってもいいところは旅館内の庭が美しいこと! 本館と新館があるんですが、部屋から庭が堪能できる本館をとりました。 新館の方が建物はきれいなんですけど趣に欠ける! 若干本館だと値がはりますが…「めったないことだから奮発していい」という 母のありがたい言葉をうけとり一泊2食でとらせていただきました。 料亭もやっているところなので食事もある程度期待できますね。湯豆腐で有名みたいですよ。     京都はいくなら春か秋。オンシーズンと呼ばれる時期です。 雑誌の巻頭で京都の特集がふえる時期です。嬉しい。 時刻表見て旅をした気分になるタモリさんじゃないけど、 私は京都本をみてよく京都にいった気分になってます。 雑多に名所ばかりがのっているるるぶやまっぷるのガイドブックより、 雑誌の特集の方がその雑誌のセンスがでており品のよいものが抽出されているので好きです。 「Meets」の京都本はお勧め。って実家で兄にそう言ったら持ってた。兄妹ですな。  今回買ったのは「FIGARO」327号。旅特集・永久保存版と書かれていますが たしかにこれは保存しておきたい。MAPもついてるしこれからもずっと使えそう。 あとこれは買っておきたい雑誌。「Meets」と同じ出版社からでている「Lmagazine」11月号。 こちらは京都でも左京区というアーティスティックな地区をとりあつかってます。 今回の京都旅行には時間の都合上行かないでおこうと思っている場所、でも行きたい場所。 この次京都へ行くときのために。 京都ってね、お寺とか神社とか文化財とか歴史的なものがメインだとしても 必ずしもそればっかりではないと思ってます。 その歴史をもとにしたもの、背景にして生まれたmade in 京都がいっぱいいっぱいある。 京都にあるものすべてが京都なんです。 幼稚園のころからもう何十回も行っているけれど何回行っても行き尽くした感がないんですよね。 むしろちっとも京都を堪能できてない!っていつも帰ってきてから思うのです。 不思議。もうね、マニアになりたいですよ。京都本いっぱい買って。